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金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg 「ねーこーの 毛皮着るー 貴婦人のつくるスープー♪ いーぬーの 毛皮着るー 貴婦人のつくるスープー♪」 青い空の下に青い海が横たわる海岸線を風浦可符香が行く。 手に金色の剣を持ち、朗々と唄いながらくるくるとステップを踏んで。 傍から見れば、その姿はまるで晴天を祝福する天使のよう。 口ずさむ歌詞の禍々しささえ聞かなかったことにすれば、そこにはただただ爽やかな雰囲気だけが残る。 ここだけを切り取って見れば、誰もここが残虐な戦場だとは気づくまい。 「……なあ、風浦、その歌やめないか。何か不安定になる」 コンクリートで固められ、脇には巨大な高級マンションが立ち並ぶ海沿いの道を金田一一が行く。 手には小型の大砲をぶら下げ、げんなりと肩を落として。 傍から見れば、その姿は疲れ果てて家路につくサラリーマンのよう。 彼の若々しい肉体さえ見なかったことにすれば、そこには擦り切れた中年のような雰囲気しか残らない。 ここだけ切り取って見れば、誰も彼が幾多の難事件を解決した名探偵だとは気づくまい。 ◆ 「えーいいじゃないですか。だってこんなにいいお天気なんですよ!歌の一つも思わず出ちゃいます! 中身 聞いたその人 具になった~♪」 「だからって何で出る歌がそんな不気味なのなんだよ!せめてもっと明るいのにしろ!明るいのに! だいたいそんな大声で歌って、誰かに聞きつけられでもしたら……」 「え?いいじゃないですか。人が集まってくれた方が『準備』も早く済みますし!」 「あ……え~と、それはそうなんだけど……その…… ほ、ほら!もし、ポロロッカ星へ入国したい奴にいきなり襲われでもしたら……」 「大丈夫です!もし、そういう人が現れても、話せば分かってくれます。人間、目を見て話せば分かり合えないことなんてないんです! だから金田一君も一緒に歌いましょ! おーばーさんのいなくなった~住宅街~♪ スコーップが売れーたよー金物屋さん♪」 風浦は俺の抗議を軽く受け流すと、また今までと同じように、唄い、踊り始めた。 思わず溜め息が出る。 (クソッ……こんなことで俺は本当に風浦の殺人を止められるのか?) 先ほどから何度も心に浮かんでいる問いがまた、心に浮かぶ。 俺がわざわざ妄想に付き合ってまで同行しているのは、風浦に殺人を犯させないためだ。 もし、風浦が嘘をついていないとするならば、こいつは既に人間を一人殺している。 しかも、襲われたから仕方なく、というやむを得ない事情からではなく、ポロロッカ星が云々という自分勝手な妄想を理由にだ。 そんなことが許されていい筈がないし、そうやった殺された人は絶対に浮かばれない。 (だが……) 正直な話、俺はこいつと合流して以来、一方的に振り回されてばかりだ。 さっきのやりとりだけに限ったことじゃない。 俺の意見を風浦は独自の論理でいちいち受け流し、ほとんど言うことを聞いてくれない。 思わず怒鳴りつけてやりたくなることもあるけど、風浦に合わせることを決めた以上、あまり強く出るわけにはいかない。 だから結局、ほとんどの場面で俺がこいつに同意せざるを得ない。 そんな状況で、もし、風浦が人を殺すと言いはじめたら、俺は果たしてうまく説得できるのか? 唄ひとつ歌うのもやめさせられないのに? (もしかしたら、こいつを使わなきゃいけないかもしれないな……) 俺はわずかに顔を俯かせ、右手の大砲を、確かめるように握りこむ。 もし、説得がうまくいかなかった最悪の場合、暴力を使うことも考えておかなきゃならない。 もちろん、風浦を殺す気はないけど、だからといって、殺人をただ見ていることなんて俺にはできない。 こんな武器、使ったこともないし、素手での戦いもからっきしだけど……覚悟だけはしておかなけりゃな。 そうやって決意を固め、顔を上げた俺の目に飛び込んできたのは…… 風浦の顔のアップだった。 「うわっ!!!」 思わず飛び退る俺。だって、顔上げたらいきなり目の前にいるんだぜ!? それも唇と唇が軽く触れそうな……って何考えてんだ俺は!? 「な、な、な、なんだよ風浦。いきなり!?」 邪な思考を誤魔化すように、訊く。 だが、次に彼女の口から出た言葉はどうにも予想外のものだった。 「だって、金田一君、何かとっても思いつめた顔してたから」 「……え?」 焦る俺に投げかけられたのは、優しい言葉。 てっきりまた頭のおかしい妄言を聞かされると思っていたのに。 不意を衝かれた俺は、思わず固まってしまう。 「そうですよね。記憶を奪われて、いきなりこんなところに連れてこられて……不安ですよね」 風浦は俺の目を何かを探すかのように覗きこむと、穏やかに言う。 それは紛れもない、慰めの言葉。 コイツは、元気がなさそうにしている俺を見て、心配してくれているのだった。 「主人のミリアさんは試練に巻き込まれるし、螺旋王を説得できるかどうかも分からないし 元の世界のお友達とは離れ離れだし……心配ですよね」 今までの底抜けに明るいだけの口調じゃない。子供をあやす母親のような暖かい口調。 俺は、イライラの原因がそもそも風浦にあることも忘れ、ただその心地よいリズムに身を任す。 「でも、大丈夫!」 彼女は今まで唄うときにしていたように、ひらりと綺麗に一回転をきめる。 制服のレースが日の光を反射してキラキラと輝いた。 風浦はその細く美しい両腕を真っ直ぐ伸ばすと―― 「私がついてます!きっと何とかなりますよ!」 ――俺の手を取り、ニッコリ微笑んだ。 その笑顔は、燦々と輝く太陽に照らされて、まるで天使のように見えた。 彼女の笑顔を見ていると、もう何も心配はいらない、きっと何とかなるさ、そんな気持ちが無根拠に湧いてきて―― 「バ、バカッ!何、恥ずかしいこと言ってんだよ!」 俺は何故か“危機感”を覚え、目を逸らし、手をほどいて、少しだけ距離をとった。 (……イカン、イカンぞ。俺としたことが、思わず一瞬『ドキッ』としちまった。 思い出せ、金田一一。 コイツ、確かに顔はかわいいが、中身はアレだぞ、ポロロッカだぞ。電波の人だぞ。 しかも、コイツは人を一人殺したかもしれない殺人容疑者なんだぞ。仮にも探偵と呼ばれてるこの俺がそんな…… ……ああ、でもさっきのは正直グッときたというか何というか……ってだからダメだって俺!!) どうもマズいことに、動揺は一瞬では収まってくれないようだ。 気の遣りどころに困った俺はそのとき、無意識にもう一度、風浦の顔に目を遣った。 あの『ドキッ』が気のせいであることを確かめるために。 だが…… ガガガガッ ドサッ 確かめるべき笑顔は、突然の銃声によりかき消された。 反射的に音源の方を見る。 前方にあるマンションの陰で、バイザーをした長身の男が嗤っていた。 杖のような銃の口が、こっちへ向けられる。 ◆ 「ハアッ……ハアッ……ハアッ……ううっ!」 コンクリートで固められた非常階段で俺はうめき声をあげた。 右肩を見る。服が破れ、わずかに削れた肉と骨が露出している。 傷から流れ出した血は既に俺のシャツの四分の一を染めていた。 あのとき、銃を向けられた俺はとっさの判断で、手近にあった高級マンションの一つに飛び込んだ。 というか、俺たちが歩いていた道は、景観のためか、障害物が少なく、他に射線を遮れそうなところがなかったんだ。 海に飛び込むことも考えたが、運動音痴の俺がそれをするのは自殺行為でしかない。 まあ、結果的に、ここしか逃げる場所がなかったんだけど だからといって、ここに逃げたことが状況を悪くするかといえば、実はそうでもない。 エントランスに入ってしまえばとりあえず射線は切れるし、建物の中で逃げ回れば、簡単に銃撃を受けることもない。 あとは逃走経路が問題になるくらいだけど、運のいいことに、俺の入ったマンションは団地型の巨大なモノ。 四つの棟が渡り廊下でお互い連結されている造りになっている。 つまり、俺はこの四つの棟を場所を悟られないように逃げ回り、適当なところでどこかの棟で下に降りればいい。 それで問題なく逃げ切れるだろう……そう思っていた。 「金田一くぅ~ん、そこにいるんだろぉ?隠れても無駄だよ?僕、かくれんぼは得意なんだから」 いやらしく、ねちっこいあの声が聞こえてくる。 音の響き方から考えて多分、二、三階下のフロアから。 「クソッ!何で!?」 「言っただろぉ?僕はかくれんぼが得意なんだ。 ねぇ?そろそろ、男らしく出てきて戦ったらど~ぉ?君も武器はいいのを持ってるんだろう?」 コツコツ。靴音が響く。真っ直ぐこっちに向かっている。 俺は急いで立ち上がり、隣の棟へ向かう渡り廊下を駆け抜ける。もちろん、銃撃を受けないよう身を低くして。 「あれぇ?また逃げるんだ。そろそろ分かってもいんじゃないかなぁ、無駄だってこと」 階下から俺をあざ笑う声が聞こえる。 俺はわざと聞かないフリをして、廊下を走りぬけ、階段を上がり、下がり、また廊下を駆ける。 ……もう何度目だろう? そう。実際のところ、俺はこの声から、風浦を撃ったバイザーの男から逃げられずにいた。 男は、どうやっているのか分からないが、俺の位置を把握し、下に降りようとしたところを正確に狙ってくる。 適当にフェイントをかけながら走り回ってやれば、簡単に敵を撹乱できると考えていた俺にとって、これは想定外の事態だった。 奴は俺を見つけてもすぐに撃ち殺そうとはせず、さっきのように言葉をかけて逃がし続けている。 おそらくは俺の疲労を待つつもりだろう。 じっくりと、いたぶってから殺す……最悪に趣味の悪いやり方だ。 「クソッ……こんなところで時間を食っている暇はないのに……風浦」 俺は風浦が撃たれるところは確かに見たが、死亡まで確認したわけじゃない。 そう、銃で撃たれたからって、死んだとは限らない。当たり所が悪くなければ助かる可能性は十分にある。 ……確かに、風浦は妄想にとりつかれた、人殺しかもしれない人間だ。 だが、だからって!だからってこんな形で死んでいい筈がない! だから助ける。助けにいかなきゃいけない。病院に運んで、応急措置をして、それから…… 「くくく……君、もしかして、まだ風浦可符香を助けようとか考えてるわけじゃないよねぇ?」 「!?」 まただ。早すぎる! もう追いつかれたっていうのかよ!? 「甘い!まったく甘すぎるよ君は。他人のことより自分の心配をしなよ」 「……クッ、お前どうやって?」 「さぁ?どうしてだろうねぇ。そんなことよりいいの?早く逃げないと追いついちゃうよ?」 「くっ……」 ハンターに追われる兎のように、今の俺にはただ駆け出すしかできない。 (だが……いつまでもそうだと思うなよ『バイザーの銃士』!! どんな方法を使ってるか知らないが、俺は必ず謎を解き、ここを脱出して、風浦を助けてみせる! ジッチャンの名にかけて!) ◆ 「……これでよし……と」 部屋の扉を開け、廊下へと出ながら、頭の中で作戦を確認し直す。 『バイザーの銃士』に対抗するため、今回俺が用意した作戦は二つ。 逃げながら作った急ごしらえで粗も多いが、とりあえずの目的を達成するのに問題はないはず。 「ねぇ、僕そろそろ疲れてきちゃったよ。もう終わりにしない?」 『バイザーの銃士』の足音が聞こえる。ここからが俺とお前の勝負だ。 廊下で捕捉されないように、できるだけ速く走り、さっさと隣の棟へと身を隠すと、階段を昇り降り。 とりあえずの居場所を分からないようにする。 ここまではいつもと同じだ。だが、ここからが違う。 数分後、既に計画通りの位置についた俺は、じっと息を殺し、ある現象が起こるのを待っていた。 時計を確認し、タイミングを見計らう。 (そろそろのハズだけど……) 俺がそう思ったのとほぼ同時にその現象は起こった。 さっきまで俺のいた部屋が大音響とともに爆発したんだ。 今いる棟のちょうど向かいにあたるそこを、階段の縁から確認する。 見ればドアは吹き飛び、部屋の中からは灰色の煙がモクモクと吐き出されている。 「よし!うまくいった!」 俺は爆発が起こったのを見ると、一気にダッシュ。 階段を下へと向かって猛然と駆け下りる。 ズバリを言えば、第一の作戦の目的は陽動。 実際に自分がいるのとは逆の棟で爆発を起こし、『バイザーの銃士』の注意をそちらに引きつけることだ。 単純で使い古された手だけど、この局面では効果がある。 ちなみに、爆発の種はごくごく簡単。 剥き身の砲弾を部屋のコンロで火にかけてきただけだ。 (……『バイザーの銃士』はたとえ陽動の可能性を考えても、あの爆発を無視できないはずだ。 何故なら、ここは殺し合いの真っ只中。常に新しい敵が襲ってくる危険と隣り合わせの場所だ。 そんな場所で、あれをただのこけおどしと100%言い切ってしまえるか?――おそらく答えはノー。 そんな風に決め付けた結果、第三の敵にしてやられましたじゃ話にならないからね) 作戦の成功を信じ、俺はひたすら下へと降り続ける。 一階、二階……フロアーを下るたび、俺の心に成功の実感が芽生え始める。 だが…… 「陽動とはまた古い手だねぇ。しかも見え見えだ。 何かいろいろ考えたみたいなんで期待してたけど、この程度なら、僕、ちょっとガッカリだなあ」 ……三フロアー下ったところで、忌々しい声がする。 「……お前」 「さあ、次はどうやって遊んでくれるの?それとも、もうお終い?」 「ふざけんなッ!」 歯を食い締め、きびすを返す。 第一の作戦は失敗に終わった。 ……けど、こうなることを予想してなかったわけじゃない。 (これでハッキリした。間違いなく『バイザーの男』はレーダーのようなものを持っている) 参加者を探知するレーダーの存在。 俺はこの追いかけっこが始まって間もなく、その可能性に思い当たっていた。 (『バイザーの銃士』の動きは、俺より速く動くことで先回りしてる奴のそれじゃない。 どっちかって言えば、俺の動きを予想して、その行き先にいち早く動いてる感じだ。 じゃあ、その動きをするのに必要なのは何だ? もちろん、一番いいのは相手の考えを読み取ることだろうが、これは現実的に考えてあり得ない。 じゃあ、もし、相手がレーダーのようなものを持っていたとしたらどうだ? そうすれば、俺の動きを完璧に捉えられるだけじゃなく、ある程度先を読むことも可能になるんじゃないのか?) そう考え、それを確かめる意味も込めて第一の作戦を決行した。 だが、それが失敗に終わった以上、相手がレーダーを持っているのはほぼ確定だと思っていいだろう。 ……そして、だとするならば『バイザーの銃士』に次の作戦を破ることはできない! 俺は第一の作戦が失敗して以来、ずっと走り続けている。 これは俺が恐慌状態に陥っていると相手に錯覚させるためのフェイクであると同時に、 次の作戦の肝を悟らせないためのシールドでもある。 ……さすがにもう小一時間もの間、走ったり止まったりを繰り返しているから息がかなり苦しいが、もう一頑張りだ。 この作戦さえ成功すれば、今度こそ地上へと抜けることができるはず。 第二の作戦、それはエレベーターを使った脱出。 とは言っても、ただエレベーターを待ってたんじゃ『バイザーの銃士』に嗅ぎつけられてしまう。 だから、エレベーターを使うことを悟られないよう、四つの棟を走って移動しながらボタンを押し、 走りながら到着を待ち、長いマラソンの終着点でエレベーターに乗る。 もし、作戦の途中でエレベーターの使用を悟られてしまったら終わりのリスキーな作戦だが このリスクは、『バイザーの銃士』がレーダーを使っている限り、相当緩和される。 (何故なら、俺は今、お前に道筋を読ませないため、がむしゃらに走り続けているからな。 お前は、少ししか動かなかった光点が激しく動き出したことで、レーダーから目を離せなくなったはずだ。 果たして、その点の動きを観察しながら、エレベーターにまで気を回す余裕があるかな?) もちろん、幾ら緩和されたといっても、リスクがなくなったわけじゃない。 運悪く、俺が乗ったエレベーターの真下に奴がいたら、多分、俺はおしまいだ。 だが、これ以上、風浦を待たせるわけにはいけない。アイツを助けるためには、今は一秒だって惜しい。 ……ここは賭けるしかないんだ。 「……ポロロッカ星人だったっけ。もしいるなら、あの電波娘を守ってやってくれよな」 そう呟くと、俺はこの作戦の目的地に向かい、最後の走行に入った。 ◆ 階段を駆け上り、左折。 無機質に伸びる廊下の向こう側に、隣の棟の建物と、エレベーターホールが見える。 ……あそこが目的地だ。 俺はなけなしの酸素を肺から吐き出しながら、最後の短距離走を走りぬいた。 肺が痛い。足が痛い。肩の傷も痛む……だが、まだ倒れるわけにはいかない。 「ハアッ、ハアッ、ハアッ……」 膝に手を置き、肩で息をしながら、エレベーターをちらっとだけ見遣る。 エレベーターの現在位置を示す電光表示には「8」の文字。 ちゃんと想定どおり、今俺がいるこの階の数字が掲げられている。 どうやら、何とかうまくいったようだ。 「よし、これで……」 荒い息を吐き、腰から体を折り曲げながら扉を開けるボタンを押す。 すると、機械音が鳴り、エレベーターの扉が両側に開いた。 本当なら、顔を上げてちゃんと乗り込むところだが、疲労が溜まりすぎてそれさえもままならない。 「もともと体力がないのは分かってたけど、まさかここまでとは…… 今度からもうちょっと体を鍛えた方がいいかもな……こりゃ」 「僕も同感だねぇ。次の人生があったら是非、そうしてよ」 驚きで、上がらなかったはずの首を上げると、そこには邪悪に嗤う『バイザーの銃士』がいた。 ◆ ハハハハハッー!!クヒーッヒッヒッヒッヒッヒッ!!!! ブハァーッハッハッハッハッ!!ヒィヤーッハッハッハッハッハッハッ!! 全く滑稽だ。滑稽すぎるにも程がある。 見た?ねえ、見たかい、あの顔?誰のって決まってるじゃないか!!この自称名探偵君の顔だよ!! こんなに哀れを誘う顔が他にあるもんかい!! 勝負に完敗した負け犬の顔だ。全ての希望が絶望に変わった人間の顔だ。 まったくもって可笑しすぎるよ。可笑しすぎて笑いしか出てこない。 僕がゆっくりとエレベーターから外に出ると、金田一もずるずる下がり、後ろにこけて尻餅をついた。 ……本当に、情けない姿だねぇ。 「残念だったねぇ。あの短時間でいろいろ考えたのは褒めてあげるけど、如何せん僕に使うには幼稚過ぎたみたいだ」 「……何故だ!何故こんなことをする!何故、風浦を殺した!?」 僕が勝利宣言をしてやると、金田一は勇ましく僕の方をにらみ返して、質問を返してきた。 ていうか何でお前は負けたのに偉そうなの?……あーあ、だから嫌なんだよねぇ。負け犬の遠吠えは。 「何でかって?そんなの簡単だよ。あの風浦可符香とかいう女を殺したのは――うるさかったからさ」 シータやあのガキと別れてから、個人に対して集中させるのを避けて、 できるだけ広く薄く展開していた僕のギアスに初めにひっかかってきたのがあの女だった。 ……正直、近づくのは止めようと何度も思ったよ。 何故かって?だから言ってるじゃない。あの女の心の声は他の奴に比べてあまりにも煩かったんだよ。 自己主張が激しくて、言ってる内容も意味不明。その上、極端に明るい思考と極端に暗い思考が混ざり合ってる。 ギアスをあまり深くまで向けて展開してないのに頭痛がしたよ。 あの女の深層意識まで読み取った時のことを考えたら、身震いがしたね。 ……だから、本当は逃げようと思ったんだ。 あんな奴に係わり合いになってる場合じゃない。早くC.C.を見つけなくちゃってね。 ……でも、そこまで考えてふと気づいたんだ。それじゃダメなんじゃないかってさ。 だって、もしかしたら、そういう奴がC.C.を持ってるかもしれないだろ? だったら、C.C.を少しでも早く手に入れたい僕としては、近づかないわけにはいかない。 だけど、また頭が痛くなるのは嫌だ。 じゃあ、どうすればいいか? ――その答えに辿り着くのは思ったより簡単だったよ。 そもそも、ここは殺し合いのための場所なんだ。だったら殺せばいい。 僕の頭を痛くするような奴等は、一人残らず殺していけばいいんだ。 「うるさかったから殺しただって!?……それはどういう……」 「あー細かいことはいいだろぉ?どうせ君はこれから死ぬんだからさ」 ……と、まあ、そんな事情を知らない金田一がめんどくさい質問をしてきたから、僕はステッキの先を突きつけてやった。 しかし、コイツはどうしようかなぁ? もともと、風浦可符香を殺すのを見られたから、ついでに殺してやろうと思っただけなんだけど 予想外に楽しませてくれたしなぁ……せっかくだから、もうちょっと遊んでやるか。 「……しかし、金田一君。君、元いた国では名探偵なんて呼ばれてるんだってねぇ?」 「!? 何でそんなことを知ってるんだ!?」 「ふふ……君のことならなーんでも、知ってるよ。 金田一一。私立不動高校の2年生。探偵、金田一耕介の孫で自身もIQ180の名探偵。 過去、警視庁に協力して数々の難事件を解決している。 幼馴染の七瀬美雪とは友達以上恋人未満の関係をもう長く続けているが、本当は――」 「お、お前……そんなことまで……どうして?」 金田一の顔がみるみるうちに青くなっていく。 動揺で心が乱れているのが分かる。 「さぁね。そんなことはどうでもいいじゃないか。 ……しかし、そんなにお偉い名探偵様が、今回は随分と苦労してるみたいだねぇ? 殺し合いは怖がる、妄想少女を改心させられない上、自分の不注意で殺される…… あぁ、困ったねえ、ここに来てからいいトコが一つもないじゃないか」 「………………」 クックックッ、動揺してる動揺してる。 歯なんか食いしばっちゃってかわいいなぁ。 ……フフ、しかし、コイツ、名探偵とか名乗っておきながら本当に間抜けだ。 これだけやられたら、そろそろ、僕の能力に気づいてもよさそうなモンなのに。 いやあ、常識に縛られるってのは怖いねぇ。 「そんなことじゃ偉大な“ジッチャン”の名が鳴くよぉ? ああ、こんなんじゃもういっそ“ジッチャン”の看板を使うのはやめた方がいいかもしれないなあ」 「……確かに、今までの俺は失敗ばかりだった。いいところがなかったのも認める。だけど……」 嗚呼、追い詰められた人間ってのは、どうしてこうも同じ行動ばかりとるんだろう。 どいつもこいつも、痛いところを衝かれると、揃ってお決まりの自己弁護を始めるんだ。 でも、僕は知ってる。 そこを突き崩せばその人間は“終わり”なんだってことをね。 「『だけど、そんな俺にもできることはある』って?わかってないなぁ、金田一君。 君は今回、その『できること』つまり、得意分野で僕に負けたんだよ?」 「!!」 「名探偵って呼ばれてるくらいだもんねぇ、頭での勝負にはさぞ自信があったんだろうねぇ? でも、僕には敵わなかった。この世界では、所詮、君はその程度なんだよ 分かったかい?君は狭い井戸の中で自分が凄い奴のつもりでいた、滑稽な蛙なんだ」 見れば、金田一は既に前を向いていない。 虚ろな瞳を床に向け、唇を噛んで、瞼を震わせている。 アッハッハッ……君はやっぱり最後まで面白い奴だよ金田一君。サイコーだ。 ……でも、もうそれもお終い。 「つまりね、金田一君、この世界で君ができることなんて何一つ無いんだよ。 誰かが君を頼っても、君は期待に応えられない。むしろ、結果を悪くするだけ。 風浦可符香のように死なせてしまうのがオチなのさ。 結局、君はただ、自分の無能を呪いながら、惨めに一人、死んでいくしかないんだ。 ……こんな風にね」 ステッキを突きつけ、僕は引き金を引いた。 ……だが、その弾は金田一に当たらない!?? 「そんなことありません!! 金田一君はポロロッカの真理に気づいた立派な男性です!! それに、金田一君は私が還させません!!」 一瞬後、無様に転んでしまった僕は、後ろを振り向いてようやく事態を理解した。 ……なんてことだ。 いつのまにか上がってきた血だらけの風浦可符香が、僕の腰に組み付いていた。 ◆ 「ふ、風浦……どうして?」 「金田一君はミリアさんの大事な従者です。こんなところで現実に還ってもらっては困るのです」 「グ……ちくしょう!!この電波女が!!」 マオは体を捻り、可符香を振りほどこうとするが、 その腕の力は、女のものとは思えないほど強く、いくら暴れても外すことができない。 見れば、可符香の真新しかった制服は血に塗れ、無残な赤に染め上げられている。 その様は、彼女に刻まれた傷の深さと、天国への近さを如実に示すものである。 にもかかわらず、可符香の腕は外れない。 「早く!金田一君!私の乗ってきたエレベーターに乗って逃げてください!」 見れば、エレベーターのドアが開いている。 彼女はこれに乗ってやってきたのだ。 風浦可符香がここまで来れた過程は、言ってしまえば奇跡に近い。 金田一の行った第一の作戦――砲弾の爆発――によって意識を取り戻した可符香は、 ミリアの従者である金田一を救わなければという一心で、 エレベーターホールまで這い進み、エレベーターを呼んだ。 彼女が「8階」のボタンを押したのは、もともとこのエレベーターがいた階が8階だったから そこで誰かが降りたのかもしれないという、理由というにはあまりに薄いものに縋った結果に過ぎない。 さらに言うなら、もし、ボタンを押すタイミングがあと少し早かったなら その行動は殺人者マオを呼び出し、自らの命を無駄に散らすことになっただろう。 逆に、もし、ボタンを押すタイミングがあと少し遅かったなら 金田一はマオによってあえなく銃殺され、可符香は無残な死体と対面することになったであろう。 爆音、エレベーターの位置、ボタンを押すタイミング。 あまりに狭い偶然の道を通り抜け、しかし、奇跡は確かに起きた。 これはいったい誰の御技か? あるいはポロロッカへの金田一の祈りが、時空を越え、空間を越え、彼らの星まで聞こえたのかもしれない。 「逃がさないよ……ここまでやったんだから。 ここで逃がしちゃ、何が何だかわからないだろおっ!!」 マオはどうにか右腕の自由を取り戻すと、そのまま懐から鉄扇を取り出し、それで可符香を打ち据える。 「風浦!」 「……私のことは気にしないでください。それよりも早く行ってください。 残念ながら、そんなに長くは持ちません」 打撃の痛みを感じないかのように、可符香は悲鳴一つあげず、鉄扇の殴打を受け続ける。 「このォ!!うっとおしいんだよォ!!死ねッ!死ねッ!」 その様子が火に油を注いだのか、マオはより激しく、苛烈に可符香を痛めつける。 マオにとって我慢ならないのは、金田一の処刑を邪魔されたことよりもむしろ、 彼女の心の騒音を間近で聞かなければならないことの方だった。 一度は排除したはずの波動が、彼の頭をギリギリと痛めつける。 その痛みのお返しをするように、鉄の塊が可符香の肉体を叩き、削り取る。 「さあ、金田一君、……早く」 「けど……けど……このままじゃお前の命が……」 金田一は動けない。 マオに打ち砕かれた心が、事態の変化についていけない。 可符香はその様子を見てとると、柔らかく頬を緩ませ、優しく微笑んで―― 「やだなぁ、私が死ぬなんてそんなことあるわけないじゃないですか。 私は現実に帰って、また普通の学生生活をおくるだけです。 ポロロッカ星に行けないのは残念ですが、まあ、生きてれば、またきっと機会がありますよ。 ――だから、金田一君は先に行って待っていてください。 私がそっちに行けるその日まで」 金田一には、血に濡れて、眼球が飛び出しかけたその笑顔が、やっぱりさっきと同じ天使に見えた。 ◆ 「あ"……あ"あ"……」 ディスプレイの数字が減っていく。 エレベーターは、とうとう行ってしまった。 「よかった……これで一安心です」 可符香が息も絶え絶えに呟く。 その声はいつもと同じ、明るくて伸びやかなモノだった。 「お前……よくもやってくれたな!!よくも僕の邪魔を…… そうだ……そもそも悪いのはお前なんだ。お前が僕の頭を痛くするから…… ……許さない、絶対許さないぞォ!!!!」 グシャ。 マオが怒りと憎悪に任せた一撃を彼女の頭に叩きつけると、そこから湿った音が響いた。 見れば、彼女の側頭部が醜く変形している。 だが…… 「ああ。あなたもそんなにしてまでポロロッカ星に行きたいのですね。 その気持ち、すごく分かります。 もう少し早くお話できればよかったですね。そうすれば、皆でポロロッカ星に行けることをご説明できたのに。 残念です。 でも、せっかくですから、せめて今からでもお話をしましょう」 「話だと!?ふざけ……!?」 「大丈夫ですよ。お互いの眼を見て話せば、どんな人だって分かり合えるんです」 その達者な口を封じるため、鉄扇を振り上げたマオは、不運なことに彼女の“眼”を見てしまった。 眼は口ほどにモノを言う。 何の能力も持たない音無芽留にさえ多くのことを伝えた彼女の眼は、心を直接知ることのできるマオに一体どれだけのことを伝えたのか。 「イギャアアアアハアアアアアアハアアアアハアアアアハアアアアアアアアハアアアアアアハ!!!!!!!!!」 【C-3/海岸沿いの高級マンション/1日目-昼】 【金田一一@金田一少年の事件簿】 [状態]:自信崩壊、茫然自失、肩に浅い銃創 [装備]:ドーラの大砲@天空の城ラピュタ、リボルバー・ナックル(右手)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ6/6) [道具]:支給品一式、大砲の弾2発、予備カートリッジ数12発 [思考] 1:俺は……何もできない?? [備考] ※高速道路の入り口は、最低でも1エリアに一つはあると推理しています。 ※アイザックの不死については信用していません。もちろん、ポロロッカ星人であるとも思っていません。 【マオ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:??? [装備]:東風のステッキ(残弾率80%)@カウボーイビバップ、マオのバイザー@コードギアス 反逆のルルーシュ [道具]:支給品一式×3 オドラデクエンジン@王ドロボウJING、アンディの衣装@カウボーイビバップ 鉄扇子@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日- 日出処の戦士の剣@王ドロボウJING 支給アイテム0~1個(マオのヘッドホン、武器以外) [思考] 1:??? [備考] マオのギアス…周囲の人間の思考を読み取る能力。常に発動していてオフにはできない。 意識を集中すると能力範囲が広がるが、制限により最大で100メートルまでとなっている。 さらに、意識を集中すると頭痛と疲労が起きるため、広範囲での思考読み取りを長時間続けるのは無理。 深層意識の読み取りにも同様の制限がある他、ノイズが混じるために完全には読み取れない。 ※また、錯乱などといった思考の暴走には対処しきれない事に気づきました。 ※異世界の概念はあまり信じていない様子。 ※シータの知りうるラピュタ関連の情報、パズーやドーラの出会いをほぼ完全に知りました。 【風浦可符香@さよなら絶望先生 死亡】 【残り58人】 [備考] ※C-3海岸沿いの道に以下のアイテムが落ちています エクスカリバー@Fate/stay night デイバック×2、支給品一式(食料-[全国駅弁食べ歩きセット][お茶])、支給品一式 ライダーダガー@Fate/stay night、アンチ・シズマ管@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-、血塗れの制服(※可符香の物) 時系列順で読む Back 嗤う高遠 Next そして私のおそれはつのる 投下順で読む Back 嗤う高遠 Next そして私のおそれはつのる 109 アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) 金田一一 170 さよなら少年探偵 109 アイザックとミリアの二人は知らず世界の中心となる(後編) 風浦可符香 115 ジャミング・ウィズ・エドワード マオ 174 Nightmare of Mao
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金田一少年の冒険 ◆EHL1KrXeAU この殺し合いという事件を解決するために必要なものがとにかく情報だ。 金田一少年は情報を集めるために残りの支給品の確認をすることにした。 名簿は先ほど確認した。食料、水、コンパスときて地図を見つけ、地図を開いてみた。 「コロッセオってたしかヨーロッパのどこかにあったやつだよなぁ~ピラミッドまであるし…」 現代の一般的な世界に住んでいる金田一少年にはこの地図に困惑しているようだ。 (この教会まできた記憶も無い。気づいたらここにいた。今までの事件のトリックとは明らかに違う感覚だ。この不自然な建築物の会場も同じなのか?) 数々のトリックを解いてきた金田一少年。そのトリックは奇想天外なものもあるが、どれも一般常識の範囲内。 それを間近で見続けてきた彼だからこそ、理屈ではない違和感として超常現象を受け入れ始めているのかもしれない… 「まぁとりあえずRPGの様なごちゃ混ぜな地図ってことだろ。ゲーマー金田一様を舐めるなよ!こういったマップからヒントを得る位 朝飯前だぜ」 「俺がいるのは教会…でいいんだよな。てことはF-1だな。 ん?なんでここの女神像ってのだけ完全に島になってるんだ?ゴッサムタワーがあるところも一応橋のようなもので繋がってるのに」 探偵というよりゲーマーとしての経験からか、違和感だらけのこの地図の中から特に気になる部分を上げていく。 金田一少年がいるのは地図のちょうど西端。進む場所をある程度限定しないといけない。 しかし、どこに進んでも情報になりそうな気になる建物であふれているため考えが中々纏まらないでいた。 (美雪やおっさんなら一体どこに向かう?俺は気づいたらこの教会の中にいた。 教会と俺を結びつけるものは無い。となるとランダムが可能性として一番高いだろう。 ってことは美雪たちもどこかにランダムな位置からスタートしてるはず。) 「あぁ~もうわかんねぇ~よ。クソッ!」 思わず愚痴が漏れる。 先ほどからいくら考えても情報が足り無すぎる。 いくら名探偵の孫として数々の難事件を解いてきたからといって、何も神様や、それこそテレビの「ヒーロー」のごとく無から全てを理解できるものではない。 ピースが足りないとパズルが完成できないように、情報がないと推理も完璧には出来ない。 だからといって、考えることを辞めるわけにはいかない。 (落ち着け、俺。今俺に必要なのは情報だ。 美雪やおっさんの居場所も、名簿からのグループ分けの推理も、この会場のことも、そして、この殺し合いを仕組んだ主催者のことも) 「やっぱし自分で調べてみないと始まらないか。気になる建築物は多いが女神像。あそこだけ道が繋がっていない。 な~んか気になるんだよなぁ。あからさまだけど調べてみる価値はあるか。 海沿いを歩いて行けば病院、海の家、テレビ局なんかもあるし、そっちも人が集まりやすそうな施設だから向かうついでの調べてみよう。 そこで誰かに会えれば美雪たちの情報が手に入るかもしれないしな。」 「よし、大体こんなものかな。しっかしこの支給品はどうしたものかね。」 金田一少年に支給されたものは1つの赤い球と2枚の紙だった。 赤い球を手にしながらもう一度くっついていた紙を読んでみる 【レイジングハート:インテリジェントデバイス 魔法発動の補助的な役目を果たす。】 「この赤い球がレイジングハートっていうんだよな。魔法ねぇ。つくづくRPGっぽいな。 まぁこれはフミのやつが隠れて見てたアニメのおもちゃみたいなものかな。もしや、イベントアイテムか!? ってんな訳ねーよな。」 そう言ってそれを一旦しまい、もう一枚の紙を見てみた。 【箱庭学園風紀委員の一人が自転車殺法に使う自転車 教会の裏に置いておくから持っていってね。】 「自転車殺法……?コッチの紙に書かれているのも怪しいが出発の前に見に行ってみるか。」 広げていた荷物をまとめ、紙の指示通り教会の裏手まで足を運んでみた。 「おっ、あったあった。自転車殺法ってのが心配だったが只のママチャリじゃん。これなら俺も乗れるな。」 (護身用の武器になりそうな支給品は無かったな。まぁ武器が出てきても俺には多分使いこなせないし、俺の武器はこの『推理力』だ。 チャリで移動時間が短くできるのは助かる。夜道は多少危ないがライトはつけないほうがいいな。) 金田一少年は自分でできることを必死で考えた。自分にできるのはじっちゃんゆずりのこの推理力だ、と。 この実験では、この推理力を生かさないことには自分はおろか美雪を犯罪者の手から守ることが出来ない。 そのための情報を集めるために自ら会場を動いていこうと考えた。 「美雪、待ってろよ。必ず探し出してやるからな。」 こうして少年は病院に向かうべく、森を抜け市街地へと自転車で走っていった。 そのころ、かばんの中でレイジングハートは考えていた。 何故自分がマスターである高町なのはから離れているのかを。この少年は一体何者なのかを。 マスターの知り合いなのか?それともマスターの敵なのか? 彼女?が状況を知るのはまだ先のようだ。 【Fー1 教会付近の森の中/一日目・深夜】 【金田一一@金田一少年の事件簿】 [属性]:正義(Hor) [状態]:健康 [装備]:風紀委員の自転車@めだかボックス [持物]:デイパック、基本支給品、レイジングハート(スタンバイモード) [方針/目的] 基本方針:自分の信じる正義の下、謎を解き明かす。 0:自分をHorと推測し、それを前提とし行動する。 1:とりあえず病院に向かう。 2:その後南下し、海の家、テレビ局周辺施設と調べながら女神像を目指す。 3:Isiと合流したい。(美雪優先) 4:高遠を警戒。 [備考] ※美雪をIsi、剣持をHorかIsi、高遠をSetと推測し、それを前提に行動しています。 またその推測が外れている可能性も視野に入れています。 ※レイジングハートがベルカ式カートリッジシステムになっているかはまだわかりません。後の書き手様にお任せします。 時系列順で読む Back 4人のイカれる男たち Next 幕間劇『パルティータ』 投下順で読む Back 未来日記モザイク:Diary■■:隠し砦の三覆面(+α+β) Next 幕間劇『パルティータ』 detective work 金田一一 悲秘喜奇交交イン・ホスピタル
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アニメ スタッフ-よみ不明 名前:金田一健 よみ: プロデューサー 2011 TV - IS<インフィニット・ストラトス> アニメ スタッフ-よみ不明
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金田一少年の事件簿 シリーズ1 堂本剛? 【主演】 堂本剛? (KinKi Kids) シリーズ2 堂本剛? 【主演】 堂本剛? (KinKi Kids) シリーズ3 松本潤 【主演】 松本潤 (嵐) 【出演】 長谷川純? DVD 金田一少年の事件簿 魔術列車殺人事件 金田一少年の事件簿 VOL.1 金田一少年の事件簿 VOL.2 金田一少年の事件簿 VOL.3 金田一少年の事件簿 VOL.4 金田一少年の事件簿 VOL.5 シリーズ4 亀梨和也? 【主演】 亀梨和也? (KAT-TUN) このページのアクセス数 - 今日 - | 昨日 -
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【作品名】金田一37歳の事件簿 【ジャンル】漫画 【名前】金田一一 【属性】名探偵の孫 【年齢】37歳 【長所】じっちゃんの名にかけて謎を解く 【短所】行く先々で人が死にまくる、それを自覚してて気にしてる 【備考】この漫画では37歳 vol.1 修正vol.6
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【名前】金田一勝子(きんだいち しょうこ) 【性別】女 【年齢】16 【職業】女子高生 【外見】金髪のグラデーションオンレイヤーミディアム。翠瞳。茶の高級そうな学生服。爆乳。 【性格】バイタリティに溢れている。汚い金持ち。煽リスト。お嬢様口調。逃げ足が超速い。 【異能】 『奇跡はその手の中に』 振れたものをマーキングし、マーキングしたものの位置を自由自在に入れ替える。 入れ替えられる物体の限界重量はタンクローリーほど。 マーキングの有効射程距離があり。半径100メートルほどだが、射程内のマーキングの数に制約は無い。 マーキングしたものが有効射程から出れば自動的にマーキングは解除される。 【詳細】 三度の没落と四度の再興を遂げた一族の末裔の少女。ドイツ人の血が流れている。。 都内在住だが村に別荘があり長期休暇には6つ年下の使用人の少年とよく遊びに来る。 「オタク!マクドナルドのハンバーガーで感動して差し上げますわ!」などと成金趣味を覗かせるが成績は優秀で性格は善良な方。 同級生のオタク君を良く勘違いさせているが本人はクールで大人びた使用人の方が圧倒的に好き。 オタク君は趣味は合うがノリがムカつくため割とボコボコにしたいと思っている。 + 執筆用人称情報 一人称 私 To 犬山 はすみ 貴女 八柳 哉太 彼 哉太さん 気喪杉 禿夫 貴方 あいつ ド変態マザーお〇ック野郎 天宝寺 アニカ 貴女 アニカさん 烏宿 ひなた ひなたさん 八柳 藤次郎 びっくり老人 お●ックジジイ 貴方 虎尾 茶子 茶子さん リン あの子 From 犬山 はすみ 勝子さん 気喪杉 禿夫 小鳥ちゃん 君 烏宿 ひなた 勝子さん 八柳 哉太 金髪 勝子サン 天宝寺 アニカ Ms.ショウコ 虎尾 茶子 勝子ちゃん リン おねえちゃん
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名前 金田一一 題名 金田一少年の事件簿 属性 知恵 技名 種類 精神力 詳細 気力 備考 犯人はこの中にいる! ノーマル 90 相手の精神力を35下げる じっちゃんの名にかけて ×2コンボ 230 相手の精神力を45下げる自分の友情を25上げる 50 ×3コンボ 合体技名 共演する相手 精神力 詳細 気力 ファイナルインスピレーション 江戸川コナン 510 相手の精神力を120下げる自分の精神防御を120上げる 105 サポート 持続ターン 精神力 詳細 4ターン 全体精神力×25% 自分の精神力を10%回復する フレンド フレンドキャラ 詳細 七瀬美雪 自分の技の効果が%上がる相手の技の効果が%下がる 明智健悟 自分の技の効果が%上がる相手の技の効果が%下がる
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登録日:2010/06/18 Fri 01 40 07 更新日:2024/01/22 Mon 19 44 47NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 01年夏ドラマ 05年秋ドラマ 14年夏ドラマ 22年春ドラマ 95年夏ドラマ 96年夏ドラマ じっちゃんによる じっちゃんの じっちゃんのための ともさかりえ ほうかごのまじゅちゅし☆ ジャニーズ チガウセイトウボウエイダ トラウマ回だらけ ドラマ 上白石萌歌 上野樹里 亀梨和也 土9 土曜9時 堂本剛 堤幸彦 山田涼介 川口春奈 日10 日曜ドラマ 日本テレビ 松本潤 道枝駿佑 金田一少年 金田一少年の事件簿 鈴木杏 高橋悠也 本項では、『金田一少年の事件簿』を原作にしたテレビドラマシリーズについて述べる。 いずれの作品も日本テレビの制作で放送された。 概要 主な登場人物 各シリーズごとの概要 初代放映リスト第1シーズン 第2シーズン 特別編 劇場版 二代目放映リスト第3シーズン 三代目放映リスト 四代目放映リスト第4シーズン(Neo) 特別編 五代目放映リスト 概要 95年にスペシャルドラマとして第1作『学園七不思議殺人事件』が放送された。 これが好評だったことから、続編として連続ドラマ版が製作決定。本格推理サスペンスを漫画で描くことでヒットした原作を、テレビドラマにすることで相乗的なヒットとなる。 このドラマのヒット、及びその前のドラマ『家なき子』の大ヒットにより、「日テレ土曜ドラマ」はジャニーズアイドルや若手俳優を起用したティーンズ向けドラマといった路線となる。 堂本版の一部を除き明智警視が不在、ミス研の真壁(ワカメ)、友代(ゴム手袋)、佐木(盗撮魔)が準レギュラーとして旅先に同行する事があるなど、原作との相違点や改変が多々ある。 これは、1回しか登場しないゲストキャラの役割をなるべく準レギュラーに兼任させる事で、参加する役者の人数を減らしてオファーやスケジュール調整の手間、ギャラなどを減らす為だと思われる。 その為、特に真壁と友代に関しては完全に別キャラと化しており、前者は金田一の親友ポジションとして散々酷い目に遭い、後者に至っては……。 時間帯の問題から原作にあったお色気方面の描写は完全に規制されている。 堂本版の『学園七不思議殺人事件』に登場した桜樹先輩が「実在のAV女優と名前が被っていた」という理由で名前が変えられる(*1)など、細かな部分まで自主規制の対象になった。 前述のようにゲストキャラが削られたり、放送された季節の都合で真冬の話が夏の話になっていたり、ロケ費用削減のためか物語の舞台が変更されていたり(*2)、話によっては原作に登場したゲストキャラの性別が変更されていたり(*3)、 挙句の果てには主人公の一やヒロインの美雪がそれぞれほとんど出ない回まであったり……。 映像化する際に多かれ少なかれ改変せざるを得ないのはどのメディア作品にも言える事とはいえ、以上のように原作再現という観点から見るとほとんど別物といっていい程の大幅な変更・アレンジは多数存在する。とはいえ怪人のおどろおどろしさや緊張感を煽る演出及びBGM、実際の映像で再現されるトリックの描写といった原作の魅力はしっかりと描かれており、前述のように劇場化される程の大ヒット作品となった。 特に、次回予告や番組開始前のアバンタイトルにて、メインテーマ『the mysterious mallets』に乗せて映し出される怪人や容赦なく殺されていく被害者の姿が非常に強烈な印象を残しており、連載初期の怪奇性・ホラー性が全編に渡って色濃く出ているのが特徴である。 本作に出演した俳優(主に犯人役)は後年のシリーズでレギュラー、あるいは主演作を多数抱える人気俳優となった人も多く、その意味で一種のお宝映像的価値をなすこともある。特に2代目・5代目の七瀬美雪役は両者とも旧シリーズにゲスト出演の実績がある。 その他、ミュージシャンやスポーツ選手など異業種からのゲストも多い。こちらは大抵被害者役だが。 ちなみに1,3,4シーズンでは主演の所属するユニットの他のメンバーも出演している。 また、当時日テレで放送されていた『スーパーJOCKEY』にて、たけし軍団がこの作品のトリックを再現するというゲーム企画があった。 ちなみにやっていたのは『飛騨からくり屋敷殺人事件』のどんでん返しトリックと、『金田一少年の殺人』のドア渡りトリック。 後に『水曜日のダウンタウン』で、上記2つのトリックに『鬼火島殺人事件』での擬似首つりトリックを加えた3つのトリックを、本当に実行可能なのかどうかを『SASUKE』出演者に実際にやってもらうことで検証した。なお、結果は3件全て成功だった。 なお、連続ドラマ第一シリーズの第1話は『異人館村殺人事件』だが、トリックが他作品と極似していたことが問題となり、現在は欠番となっている。 その為、同エピソードを正規の方法で視聴するにはテレビ放送を録画したものかVHS版の初期に発売されたものを手に入れるしかない。 また『異人館村殺人事件』と劇場版以外はDVD化されているが、実は2017年まで1990年代この放送枠で制作された作品でDVD化されているのはこのドラマのみだった(*4) 。 つまり、ジャニーズ系関連の作品はおろか、ジャニーズと関係の無い『家なき子』第一シリーズもVHSと有料配信だけであり、同作よりも前の一般ドラマ作品も1980年代の水谷豊主演作品・『池中玄太80キロ』シリーズを除いて皆駄目。 ちなみに、この枠でDVD化作品が増えるのは、2001年の『明日があるさ』からである。 なお、アニメシリーズは同じ日本テレビ系の読売テレビ制作ということもあり、両者の放送時期が重複する時期には相互で告知放送が行われることもあった。 主な登場人物 金田一一 演:堂本剛(ドラマ1,2シーズン)、松本潤(3シーズン)、亀梨和也(『吸血鬼伝説』)、山田涼介(『香港九龍財宝』、『獄門塾』、『Neo』)、道枝駿佑(5シーズン) 不動高校二年生。IQ180の天才だが普段はさえない高校生。ちなみに、正確にはドラマ版での名前表記は「金田一はじめ」である。原作でもキンダニだのキンダイチイチだの言われてるし、誤読されるのを避けたのだろうか。 横溝正史の推理小説シリーズの主人公「金田一耕助」の孫。 原作と違い髪は短髪で、特に第2シリーズではカッチリ固められた尖ったもみあげが特徴になっている。 堂本版では初登場時に他校から不動高校へ転校してきており、じっちゃんの形見である自転車で通学している。 考え事をしている時によく首の後ろをかいている。これはじっちゃんのオマージュだと思われる。 初期は剣持警部を「刑事さん」と呼んで敬語を使っていたり(後に原作通りの「おっさん」に変更)、 犯人に対する二人称の使い分けが原作より細かかったり(年下なら「君」、年上なら「あんた」、許せないような悪人や親しかった人間なら「お前」)と、原作に比べると少しだけ礼儀正しくなっている。 原作より頻繁にじっちゃんの名にかけたため、作品を代表する名台詞となった。 また、じっちゃんの名にかける際の無駄にグルグル回るカメラアングルは堂本版金田一のお約束である。 じっちゃんゆずりのマジックができるのは堂本版のみ。ただし披露したのは速水玲香にだけ(雪夜叉伝説殺人事件にて)。 松本版では当時の松潤のキャラに合わせたクールな性格となっているが、毎回話の最初に妄想をしている。そして回を重ねるごとに内容が変になっていった。Mr.オクレ「(五木)ひろしや……」 原作よりもナイーブな性格で、『黒死蝶殺人事件』で少女が殺害されてしまった時には、守りきれなかったと思い詰め塞ぎ混んでいたほど。 亀梨版では陸上部に所属している(ただし幽霊部員)。原作より軟派な性格で、何よりの特徴はじっちゃんを嫌いなこと。 山田版ではSP1弾のみ初めて原作と同じ「後ろで小さく髪を結っている」髪型が再現され(短髪なので本当にちょっぴりだが)他の一と比べて運動神経が良いように描かれている(ただし高所恐怖症なのに逃亡の為にビルからビルに飛び移ったりする)。またおっぱいが大好き、かつ他のドラマ版の一よりも美雪と一線を越えたいという思いが強め(原作の暴走している時に近い)である意味一番原作に近い一と言えるかもしれない。 道枝版では「成績が悪い」「大食い」など原作の設定はそのままだが、現代のコンプラ及び道枝氏の淡麗なルックスもあってかスケベな一面はほぼなく、美雪に素の冗談で「一緒に寝るか!」という美雪の思いに気づかない鈍感な一面がある。また、推理に打ち込むと周りの気遣いも受けなくなる所があり、犯人にそれを指摘されたこともある。山田版とは違い運動神経は悪いようで、投げたサッカーボールが全然違う方向へ飛んでいき、小学生に「ノーコン」と馬鹿にされていた。 七瀬美雪 演:ともさかりえ(ドラマ1,2シーズン)、鈴木杏(3シーズン)、上野樹里(『吸血鬼伝説』)、川口春奈(『香港九龍財宝』、『獄門塾』、『Neo』)、上白石萌歌(5シーズン) 一の幼馴染。ヒロインらしくほぼ全ての事件で登場しているが、一部事件では同行してない。 堂本版、松本版では金田一とは子供の時以来久々の再会であり『学園七不思議殺人事件』でのみ『金田一君』呼びだった。 第2シリーズの『異人館ホテル殺人事件』では一が最序盤で急病になってしまったため、美雪が推理を繰り広げ犯人を追い詰めた。 ただし最後の赤い部屋の大ネタを解明できず、復帰した一に美味しいとこ取りされたが。 また、サングラスをかけたまま日焼けしてしまい顔が大変なことになるなど、原作に比べて体を張ったギャグ描写が多い。 松本版の美雪は、子供っぽい言動が多く一への好意はあまり隠しておらず、度々一と良い仲になろうと画策していた。 だがそれが裏目に出る事もあり、『速水玲香誘拐殺人事件』ではある行動をとった事で一に厳しく当たられてしまう。 松本版のみ優等生の描写はない。 亀梨版の美雪は、原作とは違い陸上部に所属。原作よりも一にキツくあたる。 山田版の美雪は基本設定は原作とほぼ同じだが、やや勝ち気な性格となっている。 道枝版は基本原作通りだが、金田一のスケベさが削られ鈍感なイケメン度が増したからか、原作よりもムキになることが多い。また、『はじめちゃんの役に立ちたい』と健気なヒロインさが強調されてる。 ちなみに中の人は、本作以前にも別のドラマで「みゆき」役を演じていたことがある。 なお、原作でのムチムチナイスバディとは対照的にドラマ版ではほぼスレンダー体系の女優さんが演じているのは言わないお約束である。 剣持勇 演:古尾谷雅人(ドラマ1,2シーズン)、内藤剛志(3シーズン)、加藤雅也(『吸血鬼伝説』)、山口智充(『Neo』)、沢村一樹(5シーズン) 警視庁捜査一課の警部。 熱血で泥臭い印象である原作と違ってスマートな雰囲気の非常に紳士的な人物になっており、一を「はじめ(初期は「金田一君」)」と呼ぶ点が原作と大きく異なる(原作での呼び方は一貫して「金田一」なのだが、ドラマ版では「はじめ」で定着している)。 『蝋人形城殺人事件』での三億円事件との因縁、『金田一少年の殺人』での一を撃つ役など、明智警視の設定や役回りの大部分を代わりに担ったため、やたらカッコいい。 本庁警部となる前は、宮城県警管轄の村で駐在勤務をしていた。 松本版の剣持は、容姿や性格等は原作とほぼ同じだが、最近まで独身だった。 また、明智{の役を担っているため、近宮玲子は古い友人となっている。最初は原作通り一を「金田一」と呼んでいたが、途中から「はじめ」と呼ぶようになる。 美雪曰く「世代を超えた友情」 亀梨版の剣持は扇子を愛用している。キャラとしては原作版『オペラ座館』の時の剣持に近い。このシリーズのみ一を「はじめ」と呼ばない。 『Neo』(山田版)は演者も相まって原作に近いコメディリリーフも担当しているが、歴代と同じく明智警視の役割を兼任しており『金田一少年の決死行』で刺されて瀕死になる役だった。 道枝版は堂本版に近い紳士的な人物として描写されており金田一達にも初対面から好意的であり、『聖恋島殺人事件』からは歴代通り『はじめ』呼びになった。 やはり今回も明智警視の役割を兼任しており、堂本版同様『金田一少年の殺人』で一を撃つ役割を担った。 ドラマ版オリジナルキャラクターの部下を連れていることが多く、原作の剣持や他の刑事の役割を担っている事もある。 (1,2シーズンは向井猛夫、3シーズンはワラガイ、『Neo』では畠山高徳という部下が準レギュラーとして登場している) 佐木竜太/竜二 演: 原知宏(ドラマ1.2シーズン)、長谷川純(3シーズン)、有岡大貴(『香港九龍財宝』、『獄門塾』、『Neo』※竜二名義)、岩﨑大昇(5シーズン) 不動高校一年生で一の後輩。常にビデオを回しているビデオオタク。 美雪と並ぶ一の相棒であり、彼のビデオには事件の重大なヒントが隠されている。 1.2シーズンではクールな性格になっている。原作では関わらなかった事件にも登場することがあるが、他のシリーズと比べ一達と行動する機会は少なめ。 3シーズンでは美雪と同級生という設定に変更された。ただし一に対しては原作通り先輩と呼んでいる。『露西亜人形殺人事件』では犬飼高志の役を兼任した。 『Neo』(山田版)では初めて「竜二」名義での出演となった(『香港九龍財宝殺人事件』に瀬川龍太という人物が登場しており、名前を被る事を避けた為)。ただし不動高校の生徒であるなど兄の設定も組み込まれている。 こちらでも原作通り兄の「竜太」がいる可能性は高い。 性格面は良くも悪くも太太しい原作と違い、気弱で怖がっているシーンも多い。『獄門塾殺人事件』では式部清子(原作版)の立場で出演している。 道枝版では再び竜太名義で出演。容姿も原作に一番近くなっている。ハンディカメラがスマホ 自撮り棒に変更され『学園七不思議殺人事件』では鷹島友代が登場しない代わりに真壁のゴーストライターをやっていた設定が追加された。 一への心酔度 幼馴染二人の関係への気ぶり度が増しており今まで以上に舎弟感が強い。 ……原作読者はこれでお察しかもしれないが、ある意味では真壁や鷹島以上に原作と異なっているキャラクターである。 その他、一と同じく歴代の演者が全員ジャニーズ事務所所属である。 真壁誠 演:佐野瑞樹(ドラマ1,2シーズン)、浅利陽介(『Neo』)、細田佳央太(5シーズン) 原作とドラマで別人になっている人その1。 一の同級生で腐れ縁の友人(原作では先輩だが設定が変更されている)。 原作の真壁の面影はほとんど無く、眼鏡(本人曰く「インテリっぽく見えるから」という理由の伊達眼鏡)をかけた優等生になっているなど、同じ名前の別人と考えても差し支えないレベル。 様々な事件のゲストキャラの役割を兼任しているが、脚本家にとって動かしやすいキャラクターだったのか、 『怪盗紳士の殺人』で和泉さくらに片思いしていたり、 『墓場島殺人事件』で緊張状態に耐えきれず暴走してトラップで大怪我を負ったりと、役割兼任と関係ない部分で見せ場が用意されていたりもする。 更に『怪盗紳士の殺人』では、なぜかオリジナルキャラの弟・実まで登場した。 余談だが、真壁を演じた佐野瑞樹は堂本と同じジャニーズ事務所所属で、その後は「最年長の『ジャニーズJr』」として一部で有名となっていた(*5)。 『Neo』では原作通り先輩という設定だが、嫌味な部分がない少々のほほんとした好青年になっている。また、オカルト好きと言う設定が追加されポアロも彼が飼っている。 『薔薇十字館殺人事件』では原作における白樹紅音のポジションとして登場し、容疑者の一人かつ高遠の兄弟候補となっている。 役は18歳だが役者は27歳。 道枝版は原作以上に粗暴で嫌な奴という描写だが、堂本版と同じく一とは同級生。他のシリーズと違いレギュラーではなくゲストキャラになっている。 鷹島友代 演:三浦理恵子 原作とドラマで別人になっている人その2。 一の同級生。『学園七不思議殺人事件』がきっかけで真壁との力関係が逆転しており、彼をこき使っている(*6)。 『学園七不思議殺人事件』では原作をイメージした根暗そうな外見だったが、真壁との力関係が逆転してからは原作と似ても似つかない勝気で高飛車だが世話焼きな女の子になっている。 美雪の親友ポジションで頻繁に登場し、ゲストキャラの役割を兼任する形で事件に関わってもいるが、よりによって『オペラ座館殺人事件』の早乙女涼子と『墓場島殺人事件』の森下麗美の役割を兼任させられた為、『金田一少年』史上もっともカオスな設定のキャラクターとなってしまった。 小説書いたり恨み買ったりしている暇があるなら復讐計画もっと練っときなよ……。 演者は後にアニメ版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でアニオリキャラである小野小町役を、『R.O.D』で読子・リードマン役を担当した。 明智健悟 演:池内万作 『雪夜叉伝説殺人事件』にて満を持して登場する。ロス市警ではなくFBIに出向していた。 ……が、原作の明智から華麗さを引いて嫌味さを10倍したようなキャラクターになってしまい、まるで人気が出なかった。 一応、美形キャラが確立される前(初登場時)の「嫌味なインテリ男」の雰囲気は良く出ていたが……。 『金田一少年の殺人』で長島滋の代役として出た事で推理力も原作より劣る事となり、頭から一を犯人だと決めつけ、解決編まで一の言い分を全く聞こうとしなかった。 この事件では、前述通り剣持に見せ場を奪われたばかりか推理シーンの始まりで部下たちに一を逮捕させようとして、 一に「待てっつってんだろ!」と一喝までされた(一応、ラストで犯人の願いを叶えるために一たちに協力するシーンはほぼ原作のまま残されていたが)。 ちなみに、設定上は一たちと年の差が10歳あるが、役者の年齢は真壁役の佐野及び友代役の三浦と1歳しか違わなかった……(ついでに言えばこの年にデビューしたての新人でもあった) 老け顔?いやいや、21歳~24歳まで高校生役やってた2人が若作……おや、誰かが来たようだ。 ちなみに演者の父はホラー映画や「○○の女」シリーズを手掛けた映画監督兼日本初のエッセイスト兼マルチタレントの伊丹十三、母は伊丹映画の主演でおなじみ女優の宮本信子、叔母の夫はノーベル文学賞作家というある意味原作の明智より凄い家系。 この明智が不評で原作読者から苦情を寄せられた為か、キャラクターがテレビドラマ的に扱いづらいせいか、後のシリーズには明智は登場せず、そのポジションは剣持や李白龍が代わりに担っている。 高遠遙一 演 藤井尚之(第3シリーズ) 成宮寛貴(『Neo』) 通称『地獄の傀儡師』を名乗る連続殺人犯かつ犯罪プロデューサー。 堂本版では原作にまだ未登場だったので登場しなかったが、松本版ドラマ単発スペシャルで初登場し、8話、9話にも登場。最初は根暗な雰囲気だったが8話9話で再登場した際は茶髪にサングラスで猟奇的な雰囲気になっている。 『Neo』では初のSP『香港九龍財宝殺人事件』から犯罪プロデューサーとして登場、金田一に初めて謎を解かれライバルとして認め、以降『獄門塾』『決死行』『薔薇十字館』に登場している。一人称は一貫して「僕」で、原作とは違い一に敬語を使わない。成宮氏の柔らかさを纏う演技力から原作よりも愉快犯かつドライさが目立つキャラクターになっている。 なお、『Neo』での高遠と真壁の演者は『相棒』にレギュラー出演していたが、レギュラーだった時期は異なっている。 各シリーズごとの概要 初代 95年春に単発スペシャルとして「学園七不思議殺人事件」が放送され、同年の夏から土曜9時枠の連続ドラマとして放送された。 年末にはスペシャル「雪夜叉伝説殺人事件」が放送され、更に特別版も2本制作された。 さらに翌年の夏にも第2シリーズが放送され、次の年には映画「上海魚人伝説殺人事件」が公開された。 本作はグロ方面の規制には挑んでいるようなところがあり、『首無し村殺人事件』の一と美雪の生首や『墓場島殺人事件』の手榴弾爆発跡などは現在なら放送不可能なレベル。 古い作品なので流石にDVD等の高画質で見ると生首などの作りは安っぽく見えてしまう部分もあるが、子供の頃にアナログ放送の粗めの画質でこれらを見てトラウマとなった人は多いだろう。 これらの演出を手掛け、ドラマの基礎を作ったのはのちに「TRICK」で人気を博す堤幸彦氏。 その「TRICK」では本ドラマのセリフ回しやぐるぐるのカメラワークなど、本作のセルフパロディといえる演出も登場する。 「雪夜叉伝説殺人事件」のエンディングでは、次番組である『銀狼怪奇ファイル』の不破耕助と銀狼が登場した。一と耕助は友人だったようだ。 「異人館ホテル殺人事件」では、耕助からの紹介という形で『銀狼』メンバーが一に調査を依頼し、美雪の推理に協力した。 歴代シリーズで同一キャストで2シーズン、そして劇場版まで制作されたのは堂本版が唯一である。今なお金田一一=堂本剛という印象が強く、『33分探偵』などでパロディされている。 また、2022年5月1日には五代目の枠に、放送予定の新作を延期して本シリーズの再放送が行われた(*7)。この再放送では新撮企画として、堂本と五代目金田一役の道枝がリモートで対談する企画が放送された。 放映リスト 学園七不思議殺人事件(SP) 第1シーズン 異人館村殺人事件 悲恋湖殺人事件 オペラ座館殺人事件 秘宝島殺人事件 首吊り学園殺人事件 首無し村殺人事件 蝋人形城殺人事件(前後編) 雪夜叉伝説殺人事件(SP) 第2シーズン 悪魔組曲殺人事件 タロット山荘殺人事件(前後編) 金田一少年の殺人 怪盗紳士の殺人(前後編) 異人館ホテル殺人事件 墓場島殺人事件(前後編) 特別編 金田一少年の事件簿 永久保存版 お笑い金田一少年の事件簿 劇場版 上海魚人伝説 二代目 01年には嵐の松本潤主演で第3シリーズが放送。(美雪は鈴木杏、剣持は内藤剛志) 前番組の『愛犬ロシナンテの災難』(堂本剛主演)の後枠で剛が松本を「新金田一」と紹介する一コマがあった。 「魔術列車殺人事件」から始まり「露西亜人形殺人事件」までだったので、高遠遙一(藤井尚之)がドラマ初登場したが、後述の理由からか「速水玲香誘拐殺人事件」には登場しなかった。 ふかわりょうが剣持の部下のオリジナルキャラとしてレギュラー出演していた。 原作では2作品で犯人死亡エンドを扱っていたが、これらのエピソードはいずれも犯人生存エンドの結末に変更されており、高遠が「速水玲香誘拐殺人事件」に登場しなかったのはその為だと思われる。 また、準レギュラーのいつき陽介が登場するエピソードも2作品扱っているが、堂本版とは違っていつきは登場していない。 雰囲気は堂本版よりもむしろ古谷一行氏の金田一耕助シリーズに近い。また、学校での事件が映像化されておらず、最終回の下校シーンまで制服姿はお預け。 このシリーズから容疑者の名前と職業がテロップで紹介されるようになる。 放映リスト 魔術列車殺人事件(SP) 第3シーズン 幽霊客船殺人事件(前後編) 仏蘭西銀貨殺人事件 黒死蝶殺人事件(前後編) 速水玲香誘拐殺人事件 魔犬の森の殺人 露西亜人形殺人事件(前後編) 三代目 05年にはKAT-TUNの亀梨和也主演でスペシャルドラマ「吸血鬼伝説殺人事件」が放送。(美雪は上野樹里、剣持は加藤雅也) じっちゃん嫌いの一像などが受けなかったのか、原作ストックの問題か、視聴率は高かったものの連ドラ化には至らず長らくソフト化もされていない幻の作品となっていたが、五代目放送に伴う2022年にブルーレイ DVDで発売されることとなった。 なお、亀梨氏…というかKAT-TUNはアニメ『金田一少年の事件簿R』第2シリーズのOP第2弾、『TRAGEDY』を歌っている。 ある意味亀梨和也R 放映リスト 吸血鬼伝説殺人事件(SP) 四代目 13年1月にHey! Say! JUMPの山田涼介主演で日本テレビ開局60周年記念番組として「香港九龍財宝殺人事件」が放送。(美雪は川口春奈、佐木は有岡大貴) 1年後の14年1月には「獄門塾殺人事件」もスペシャルドラマ化された(高遠役は成宮寛貴)。この2本の脚本は原作者である天樹征丸が担当。 全体的に原点回帰が強く意識されており、雰囲気は堂本版にかなり近く、評判は上々。 劇中のBGMも堂本版のものをそのまま、またはアレンジして使っており、不動高校の制服のデザインも堂本版を忠実に再現している。 というか「香港九龍財宝殺人事件」で山田が着ている制服は堂本が当時着ていたもの(お下がり)である。 シリーズでは初めて一のちょんまげ頭が再現されており(香港九龍財宝殺人事件のみ)、佐木が竜二名義で初出演している。 そして2014年7月19日に「金田一少年の事件簿Neo」のタイトルで連ドラ復活を果たした。 キャッチコピーは「今年の夏は、事件が多い。」そんな夏は嫌だ。脚本は後に『仮面ライダーエグゼイド』で有名となる高橋悠也が全話執筆している。 剣持警部役は山口智充、真壁役は浅利陽介。連ドラではおなじみの剣持の部下役は元水泳北京五輪銅メダリストの宮下純一。 事件解決の手掛かりとなる言動や物品等が登場した際には、「How done it?」や「What done it?」といった文字と枠が表示される演出がある。 放映リスト 香港九龍財宝殺人事件(SP) 獄門塾殺人事件(SP) 第4シーズン(Neo) 銀幕の殺人鬼(初回1時間拡大) ゲームの館殺人事件 鬼火島殺人事件(前後編) 金田一少年の決死行(前後編) 雪影村殺人事件 薔薇十字館殺人事件(前後編) 特別編 ZIP!殺人事件 五代目 22年春になにわ男子の道枝駿佑主演で放送開始(美雪は上白石萌歌、剣持は沢村一樹、佐木は岩﨑大昇)。 4代目放送時には連載中だった「リターンズ」シリーズがドラマ化されたほか、過去に放送された作品も新たにリメイクされている。 また、これに伴い「春の金田一祭り」として四代目・Neoからシリーズを遡る形でセレクション方式での再放送が実施。また、段階を追って歴代作品のTVer無料配信及びhulu有料配信がスタート。 さらに放送期間中には初代から三代目までの作品のブルーレイBOX及びDVDの発売が決定。 これにより前述の通り封印作品となった「異人館村」以外の全作品の視聴が容易に可能となった。 ゲストとはいえ、いつき陽介(渡辺大)が堂本版以来の登場となった。 本シリーズではドラマ化された原作漫画の書影イラストを実写で再現する企画が行われている。 また、歴代『金田一』で使われていた小道具がさりげなく登場している等、オールドファンなら思わずニヤリとする小ネタも盛り込まれている。 なお、単発のスペシャルドラマが製作されず、最初から連ドラとしてスタートしたのはこのシリーズが初となる。 また、これまでの連ドラシリーズでは小説版やCDブックなど、漫画以外のエピソードも最低1回は映像化していたが、今回は全て漫画からのチョイスとなった。 その代わり、シリーズで初めて原作が短編シリーズのエピソードがドラマ化している。 堂本版以来犯人死亡エンドが扱われる。ただし、1作品だけ原作では死亡エンドだったのが生存エンドに変更されている。 放映リスト 学園七不思議殺人事件(初回30分拡大) 聖恋島殺人事件(前後編) 白蛇蔵殺人事件 トイレの花子さん殺人事件 金田一少年の殺人(前後編) 首狩り武者殺人事件 オペラ座館・ファントムの殺人(前後編) この項目、俺が必ず追記修正してみせる。名探偵と呼ばれた、じっちゃんの名に賭けて! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 長くなったのでリセットしました -- 名無しさん (2014-09-22 07 45 34) 金田一「急にオッサンがいなくなったんだが・・・」 -- 名無しさん (2014-09-22 09 03 24) おっさんどっかの森にいくってよ。 -- 名無しさん (2014-09-23 11 10 57) 4代目金田一って演じる役者さんの人柄に合わせたキャラの変更多かったな。原作以上に気さくなぐっさんの剣持警部とか。 -- 名無しさん (2014-09-25 05 23 28) 自分の中の実写化作品の基準点はこの作品。キャストや事件の内容が多少変わっていても受け入れられる。(3代目はあれだったが……) -- 名無しさん (2014-10-15 02 26 54) 『ぬ~べ~』を?な実写化するなら、金田一を2クールやったほうが良かったんじゃ…… -- 名無しさん (2014-10-19 18 42 39) 明智をまた登場させて欲しい 設定は雪夜叉以降のクールな明智で 役はV6の長野が適任かな? -- 名無しさん (2014-10-19 22 02 43) 堂本版人気なのに今じゃ見れないんだよね。 -- 名無しさん (2014-11-26 21 03 26) ↑3しかも中の人「絶鬼」になっちまったぞ。 -- 名無しさん (2014-11-26 21 08 45) ドラマ版鷹島ある意味酷いよね オペラ座の月島自殺の原因作ったり スペシャルの葬式で負け惜しみみたいな事行ってたし -- 名無しさん (2014-11-30 14 21 59) 殺害方法が結構エグい記憶が・・・ 悲恋湖なんて顔ズタズタにするときには釘で肉をえぐるんだしそのときの音が今でも・・・ -- 名無しさん (2014-12-02 22 00 54) ドラマにする上で変えてはならない所をよくわかってたドラマだった。剛クンは全然似てないんだけど、間違いなく、一ちゃんだった。 -- 名無しさん (2014-12-03 04 08 22) 佐野くんは本当は整った顔だったけど真壁のキャラハマッてた -- 名無しさん (2014-12-03 04 51 36) NEOだがあんなに性格の良い真壁を見たのは初めてだ。堂本版も原作に近かったし(いくらかマシな上にしっかり者の弟の「実(みのる)」がいる) -- 名無しさん (2014-12-03 08 53 56) 認めたくないのが堂本版の「墓場島」勝手に犯人変えるな!(怒) -- 名無しさん (2014-12-03 13 13 06) ↑逆に評判が悪かった3代目の亀梨版の「吸血鬼」は結構原作どおりでよかったと思う。 -- 名無しさん (2014-12-03 13 14 14) 堂本版とマツジュン版雰囲気違うのわかるが古谷一行風って? -- 名無しさん (2014-12-28 13 41 38) ↑堂本版よりも演出がややおどろおどろしい感じになってる。ちょうど並行して古谷一行氏の金田一耕助シリーズのスペシャルもやってて、偶然か必然か雰囲気が似てるんだよ -- 名無しさん (2015-01-16 16 15 33) 今後サプライズとしてともさかさんに一の母親を演じてもらうとかあってもいいかも -- 名無しさん (2015-01-16 16 25 24) 真壁の役者さんの年齢初めて知ったわ、もうそんな年齢なのね…。で、友代先輩はR.O.Dの読子さんの中の人とか… -- 名無しさん (2015-01-16 16 47 45) トリック検証で、タロット山荘の殺人現場から自分の部屋へ戻るトリックをやって欲しかったな。 -- 名無しさん (2015-01-16 16 50 55) 古谷一行氏の「トランプ台上の首」のドラマがオープニングで唐突に2000年の東京が出てるんだが、個人的には本編は孫の一にせがまれて耕助が聞かせた昔話なのかなと解釈してる。ちょうどマジックの話でもあるし。「じっちゃんにはマジックの先生はいたの?」「ああ、実はな…」って感じで。 -- 名無しさん (2015-01-23 00 06 55) アニメも(無印から数えて)第3期放送始まるみたいだし山田版第2期もあるかな。10月からの放送は無理でも1月からの放送だったらできるかも。 -- 名無しさん (2015-07-23 22 39 57) ↑6美雪が陸上部なのはまだ多目に見れても、何で「じっちゃん嫌いのハジメ」なんて設定つけたんだろうな亀梨版…。コナンでたとえたら「ホームズ嫌いの新一」もしくは「両親と関係最悪新一」みたいなもんだったからなアレ…。 -- 名無しさん (2015-11-11 18 39 33) ↑すまん↑9だった -- 名無しさん (2015-11-11 18 41 42) 4代目金田一の -- 名無しさん (2015-11-11 21 49 35) キレた。嫌味なところを削って温厚な部分を加味した好青年真壁はあれはあれで味があった。 -- 名無しさん (2015-11-11 21 51 50) 金曜ロードショー枠で定期的、映画やるとかして欲しいけど難しいか。映画でやるほどボリュームがある事件っていいのあったっけ? -- 名無しさん (2015-11-12 01 02 13) ドラマ内でバラバラ死体があったのって、堂本版だけですよね? -- 名無しさん (2015-11-15 00 12 15) 次は3代目一ちゃんのいるKAT-TUNがアニメ主題歌担当するらしい。アニメとドラマのコラボ多いよな -- 名無しさん (2016-01-17 02 25 22) ↑3実際にアニメで映画になったオペラ座2とかディープブルーとかなら。動機変えたりグロシーンカットしたり津波シーン削ったりしないとまず不可能だけど -- 名無しさん (2016-01-24 11 53 27) 堂本版は今でもたまに見たくなるから漫画の実写化としては成功してるよなぁ。 -- 名無しさん (2016-06-03 06 13 24) シリーズ化は90年代にドラマ化してた(しかも大ヒット)のが大きいな。2010年代初ドラマ化だったら堂本版でもここまで好評にはならなかっただろう -- 名無しさん (2016-06-19 22 09 31) ↑グロ規制とか当時としては原作に忠実な出来だったとかアニメ化前だったとかネットが無いとか時代とタイミングの恩恵を受けたのは大きい。 -- 名無しさん (2016-07-08 17 49 32) 剣持警部の殺人がドラマ化されたら明智のポジションは誰になるかな? -- 名無しさん (2016-09-10 19 13 02) 青井刑事の設定と性格を改変して明智の役割を担当させると思う -- 名無しさん (2016-11-03 22 31 05) ↑青井はドラマオリキャラでおなじみ剣持の部下が兼任する気がする。もちろん容疑者入り。 -- 名無しさん (2016-11-04 02 39 18) 堂本版が存在せず、亀梨版が初めてのドラマ化だったらどうなっていた事か…。不評どころじゃ済まなくなりそう -- 名無しさん (2016-11-17 23 27 26) 亡霊教頭と蟻地獄はドラマ化されたら怜香誘拐みたいに高遠絡みの部分はカットされそう -- 名無しさん (2017-02-15 09 08 34) 明智警視の扱いがネタにされるけどいつきさんの扱いも地味に悪いよね -- 名無しさん (2017-02-25 10 11 25) ↑1 怪盗紳士での出番が美雪に変更されたことか。 -- 名無しさん (2017-02-25 10 29 35) 堂本版にしか登場しない事じゃない? -- 名無しさん (2017-03-07 09 31 26) 原作無印でも電脳山荘とか天草財宝あたりはドラマ化しやすそうなんだけど -- 名無しさん (2017-03-07 10 49 22) どれぐらい後になるか分からないが5代目が作られるなら、次はジャニーズ以外から来るかもしれない。有力な若手がいないし力も衰えてるから発掘できる見込みもない -- 名無しさん (2017-03-09 17 02 21) 電脳は当時のパソ通と現代のネットに差が出過ぎてしまった、天草はロケが面倒という理由が -- 名無しさん (2017-03-12 22 12 21) 新オペラ座と第三のオペラ座も無理だな。もう一度初代オペラ座をやらないといけなくなる -- 名無しさん (2017-03-17 00 01 20) ↑その辺は少し設定いじればどうにかなる。過去シリーズでもあったし(班目邸にはちょっとした縁で招かれました!香港九龍は高遠の計画でした!) -- 名無しさん (2017-03-17 11 13 06) 初代が成功した理由の一つは堂本がかつてお笑いを目指していたところにあるな ギャグシーンも堂本のアドリブがあったくらいだし、ギャグシーンと推理シーンのギャップがちゃんと表現されていた -- 名無しさん (2017-04-19 02 05 27) 一役はやっぱり堂本剛と山田涼介が上手い。ギャグキャラを自然体でこなして、シリアスはビシッと決めて二面性のあるキャラにリアリティを持たせてた。 亀梨版はギャグぎこちないし、松潤はそもそも長いセリフ回しにいっぱいいっぱいで見ていられなかった。 -- 名無しさん (2017-04-22 00 16 47) のじっちゃん嫌い設定って実は亀梨版特有のものじゃなくて松潤版のパイロット版スペシャル(魔術列車)が最初だったりする。余計だと思ったのかTVシリーズ化した段階でほぼ無かった事にされたけど。 -- 名無しさん (2017-04-22 00 33 12) 山田版またやってほしいなあ。まだ高校生役いけるだろ…と思ったけど高遠をどうするかだな -- 名無しさん (2018-01-03 00 10 06) 堂本版の金田一って一人称「僕」だったよね。なんでだろ? -- 名無しさん (2018-05-11 11 00 49) 37歳の設定なら堂本剛・ともさかりえのコンビで実写化も夢じゃない…と思ったが古尾谷雅人を霊媒で呼び戻すわけにもいかないからやっぱり駄目なのかなあ。 -- 昼太郎 (2018-09-22 20 24 06) ↑初代は剣持が鬼籍、直近の4代目は高遠が引退、3代目は評判云々以前にSP一作なので非現実的。そうなるとあり得そうなのは2代目か? -- 名無しさん (2019-05-30 12 40 51) 犯人達の事件簿である女性犯人がはじめを見て歴代中の人全員挙げて似てるとドキドキしてたネタがあったが、ここで挙げるには蛇足かな -- 名無しさん (2019-09-28 06 48 38) 顔は松潤が一番似てる気はする -- 名無しさん (2020-02-11 16 09 46) ↑4古尾谷剣持と原作剣持のキャラは違うし明智のキャラも違うし高遠いるしで事件のノリも堂本版時代とは違うので原作知らない堂本版懐かしい層に向けて実写化するのは止めた方がいい気がする。堂本とともさかが一と美雪演じてれば後はなんでもいいかもしれんが。 -- 名無しさん (2020-02-11 16 49 18) 堂本版タイトルの時に自転車ベルを鳴らすのが何故かずっと印象に残っている。 -- 名無しさん (2020-12-06 12 25 11) 全体的に女性の裸やバラバラやらがあるから、この作品がドラマ化されていたことにびっくりする -- 名無しさん (2021-11-26 14 31 47) 剣持が沢村一樹ということは五代目の剣持も明智の役割兼ねたポジションなのかな -- 名無しさん (2022-01-30 10 46 46) 堂本版で脇役だった人が次で美雪役になった事例はあったけど、犯人役からの抜擢は草 -- 名無しさん (2022-01-30 11 08 15) 5代目美雪の上白石萌歌って銀幕の殺人鬼で犯人だった子か。鈴木杏、成宮寛貴に続くゲスト→後世代メインの法則か。 -- 名無しさん (2022-01-30 17 46 05) 37歳はドラマ化目指してたけど頓挫した可能性ありそうだなぁ -- 名無しさん (2022-01-30 18 04 52) ↑堂本剛で37歳金田一やりたかったのかもしれないけどそもそも堂本版は演出 堤幸彦であの雰囲気出せてたのであって、その当人が映画界に立ち位置移している今はもうやってくれないだろう -- 名無しさん (2022-01-30 18 53 05) 原作でまだやっていない話って魔人遺跡と天草財宝と怪奇サーカスと電脳山荘と後何があったっけ? -- 五代目情報追加したもの (2022-02-04 19 11 31) ↑1期限定だと後は、雷祭、ディープブルー、邪宗館かな。ディープブルーは規模が大きいからスペシャルドラマか劇場版じゃないと無理だろうけど -- 名無しさん (2022-02-04 19 55 19) ↑後はRの話からかな? -- 五代目情報追加したもの (2022-02-04 21 49 23) セレクション方式ってことは、まーたオペラ座で惨劇起きてオーナーがキレるのかな -- 名無しさん (2022-02-15 13 34 28) パイロット版もなしにハナから2クールってマジか?思いきったなーこれはコケられんぞ -- 名無しさん (2022-02-19 02 56 54) セレクションということは過去にドラマ化された事件ももう一回やるのかな? -- 名無しさん (2022-02-19 04 53 43) かもね。オペラ座館とか2,3やるには1作目やらないとならないし。しかし過去リメイク作に取られる回もあるだろうから、今回もまた実写化が見送られる事件もありそう。 -- 名無しさん (2022-02-19 21 24 04) ↑まあやろうと思えばオペラ1抜きで2と3やることは可能だと思う(香港九龍は高遠が絡んでた設定で高遠との宿敵関係を築いた山田版の例もある)オペラ座2、3はプロの劇団が舞台で美貌と演技力を兼ねた犯人が魅力だから実写化したら映えるし犯人役の俳優にも箔になると思うんだけど「歴代の有名事件」だからオペラ座1リメイクに留まりそう -- 名無しさん (2022-02-19 21 51 01) 道枝版の「金田一ドラマシリーズでは初の最初から2クール予定」って探しても見つからないんだけ、どどこ情報? -- 名無しさん (2022-02-24 14 40 00) 金田一と全く関係のない作品の情報はいらない -- 名無しさん (2022-03-29 15 40 00) 五代目の初回は七不思議か。過去ドラマやアニメでもそうだったけど高校生探偵の最初の舞台としても剣持との出会いとしても妥当ではあるわな -- 名無しさん (2022-03-30 22 08 50) 五代目の聖恋島ってどこ情報ですか?可能性は高いって言われてるけど確定じゃないから追加しない方が良いのでは? -- 名無しさん (2022-04-13 23 31 10) 5代目金田一 剣持のオッサンは絶対零度で共演してたね。 -- 名無しさん (2022-04-29 10 23 54) 五代目は本格ミステリ×ホラーと銘打ってるからか、ちょいちょいオカルト要素入れてきてる -- 名無しさん (2022-05-16 00 40 01) 五代目、美雪が一の役に立つことを意識してたり(ベースである原作Rからしてそうだったから当然といえば当然か)、一が美雪を大事にしてないと指摘されたり、佐木が毎回付いてくるとは限らないあたり、狐火流しをアニメ版設定でやる可能性があるかも。美雪の大切さを改めて思いしらされるみたいな -- 名無しさん (2022-05-16 15 30 16) 五代目でも初代のBGM(アレンジ)使ってくれてるのうれしい -- 名無しさん (2022-05-16 16 03 06) マガジンの最後の希望 -- 名無しさん (2022-05-21 11 20 50) やっぱりドラマでは最低限のメンバーなんだな 明智さんと高遠とか期待薄 -- 名無しさん (2022-05-23 19 38 02) もしこれからも若手ジャニーズで金田一ドラマがリメイクされ続けて、堂本剛がこれからもジャニーズ事務所所属だったら、剛に回想シーンとかでじっちゃん役で出てほしい -- 名無しさん (2022-05-27 16 44 21) 「~の殺人」ははじめ本人が標的にされる数少ないエピソードだし「選りすぐりのエピソード」としては相応しいだろ…「スケールの大きさは感じない」は完全にOSS。ここじゃなくてチラシの裏にでも書こうな? -- 名無しさん (2022-06-01 20 47 15) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-06-02 19 19 09) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2022-06-05 00 58 48) 佐木がどんどんカオスになっていく… -- 名無しさん (2022-06-13 19 59 06) 白蛇蔵で兄弟の後継者争いネタやったのに同じワンクールの中で飛騨からくりやるのはネタ被り過ぎないか?七不思議と聖恋島と金田一の殺人で薬で身体実験ネタや病気の娘ネタを改変で被らないよう気を使ったのに -- 名無しさん (2022-06-13 19 59 37) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-06-14 19 49 59) 「トイレの花子さん」があったから『短編からもドラマ化するのか』と思って、未ドラマ化の中から何来るか楽しみにしてたら【金田一少年の殺人】【首狩り武者】と来てちょっと残念。旧作リメイクするならオペラ座館とか速水玲香関係とか、未実写もドラマにできる話にしてほしかったな。 -- 名無しさん (2022-06-15 02 07 40) ↑トイレの花子さん(亡霊学校)は元々短編としては長めだしがっつり殺人事件だしいけたけど他の短編は二本立て三本立てにしないと…。Hulu限定配信で短編をドラマ化(円盤化の際に特典として入れる)できないかな? -- 名無しさん (2022-06-15 06 30 14) 今回の金田一は2話以降は必ず「仮面ライダーシリーズの出演者が被害者役で登場」という展開が。 -- 名無しさん (2022-06-15 07 28 46) ↑2 短編は「瞬間消失の謎」と「不動高校学園祭殺人事件」を『不動高校殺人事件』みたいにして一緒にしたり、「殺人レストラン」と「女医の奇妙な企み」でギャグ満載の回にしたりもできるし、「怪盗紳士からの挑戦状」で出会ったことにしてから怪盗紳士の殺人もできるから、正直やり方次第だと思うんだ。もっと最大スケールを見せてくれよと。 -- 名無しさん (2022-06-16 02 27 58) 道枝版も来週で終わりか。無難に出来良かったと思うし、またやらないかな。 -- 名無しさん (2022-06-28 09 53 28) 視聴率がね‥‥。無難に良かった+初手使い古されまくった学園七不思議だったせいで大爆死してんだよ。聖恋島か白蛇蔵を掴みにしとけばまだマシだったと思うけど -- 名無しさん (2022-06-28 10 03 07) ↑時間帯の影響もあったと思う。続編決定したら土9に戻してほしいな。 -- 名無しさん (2022-06-28 10 10 20) コナンに比べたらアニメ続かなかった金田一だけどこうして実写ドラマという方向で元気なの面白いなぁと思う -- 名無しさん (2022-07-02 08 42 37) 道枝版は放送前cmとかでやたらミステリーホラー推してたのに、正直ホラー要素弱いなと思った。直前にやってた傑作選がホラー色強めの堂本版だから特に -- 名無しさん (2022-07-06 18 52 09) ホラー押しなら雪夜叉あってもよさそうなのにな 橋も今ならcgで楽々解決するし -- 名無しさん (2022-07-06 18 57 36) 道枝版の続編を示唆するような記事があったけど、魔神遺跡、電脳山荘、天草財宝をドラマ化してほしい -- 名無しさん (2022-07-07 20 41 41) ↑天草財宝はロケが大変そうだからやるとしたら単発スペシャルになりそう。 -- 名無しさん (2022-07-11 10 39 33) 5↑名探偵コナンのばあいはアニメ展開しやすい設定が多いけれども実写にするにはむずかしい設定があったるけれど、金田一シリーズの場合はアニメよりも実写のほうが違和感がないからかな -- 名無しさん (2022-07-11 10 47 39) 今異人館村のドラマ見る方法って何があるの? -- 名無しさん (2022-08-26 22 35 48) 名前 コメント
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「金田一少年の事件簿R」 Blu-ray BOX Blu-rayBOX発売日:8月26日 普段は冴えない高校生の金田一一(はじめ)。 だが、ひとたび事件が起きると、名探偵だった祖父譲りの推理力を発揮。 「ジッチャンの名にかけて!」の名セリフとともに、難事件を解決していく。 そのミステリーコミックのテレビアニメ第二期シリーズが、 Blu-rayになって登場。 2014年4月放送開始。金田一少年の事件簿の続編。2015年8月26日、Blu-rayBOXが発売。Amazonインスタントビデオが配信開始。 続編に金田一少年の事件簿R (第2期)がある。 http //www.ytv.co.jp/kindaichi_r/ シリーズディレクター 土田豊 原作 天樹征丸 漫画 さとうふみや キャラクターデザイン 浅沼昭弘 美術監督 市岡茉衣 美術設定 李炫定、野村正信 色彩設計 豊永真一 撮影監督 五十嵐慎一 背景3Dモデリング 櫻井美絵子 編集 西村英一 音響監督 本田保則 録音 伊東光晴 効果 伊藤道廣 録音助手 林奈緒美 音楽 和田薫 アニメーション制作 東映アニメーション 脚本 冨岡淳広 福嶋幸典 島田満 岸本みゆき 演出 志水淳児 角銅博之 小山賢 今村隆寛 政木伸一 佐藤雅教 上田芳裕 小山保徳 内山まな 上原秀明 座古明史 絵コンテ 八島善孝 そかべたかし 西沢信孝 村上貴之 川瀬敏文 作画監督 浅沼昭弘 アリエス・ナリオ ポール・アンニョヌエボ 生田目康裕 袴田裕二 渡辺奈月 爲我井克美 早乙女啓 信実節子 ノエル・アンニョヌエボ 井上栄作 河本美代子 平田賢一 五十内裕輔 伊藤美奈 伊集院健 Amazonインスタントビデオ:金田一少年の事件簿R #1 香港九龍財宝殺人事件 ファイル1 再生時間:24 分 初公開日/初回放送日 2014年4月5日 ■関連タイトル 金田一少年の事件簿R Blu-ray BOX 金田一少年の事件簿R オリジナルサウンドトラック Kindle版原作コミック 天樹征丸・さとうふみや/金田一少年の事件簿R File01 金田一少年の事件簿 DVDセレクション Vol.1 DVD付き 金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ4限定版 DVD付き 金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ3限定版 金田一少年の事件簿 主題歌集 フィギュア・ホビー:金田一少年の事件簿 原作コミック 天樹征丸・さとうふみや/金田一少年の事件簿R File01
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金田一少年の決死行 第14章 決着 金田一「俺を陥れ、操り人形として動かした狩谷純をも殺害しようとした悪魔――――俺の宿敵「地獄の傀儡師」はこの中にいる!」 小龍「この中の誰かが・・・変装した「地獄の傀儡師」・・・!?」 李「・・・!!」 いつき「こ・・・この中ってオイ!見ての通りほとんどがおなみのメンバーなんだぜ?いくらなんでも・・」 金田一「「地獄の傀儡師」は変装の天才だ!ヤツなら身長も体格も買えてまるで別人のようになっていても不思議じゃない!」 剣持「しかし金田一!見た目はともかく声までは無理だろ?現に最初のマジックショーの時はお前にバレないよう、わざわざ通訳をつけて広東語を話してたワケで・・」 金田一「忘れたのかオッサン!玲香ちゃんが誘拐された時―――ヤツは容疑者のひとりとしてマークされながら、結局最後まで気づかれずにいたんだぜ」 明智「前置きが長いのが君の悪いクセだな、金田一君!なんなら私が代わりに説明しましょうか?」 金田一「ダメ!!主人公は俺なの!」 明智「フン・・・ならさっさと話を進めてくれたまえ!」 金田一「まず「地獄の傀儡師」の正体を暴くには、なぜヤツがこんなモノを凶器に選んだか?その理由を考える必要がある!」 「!!」 金田一が凶器のダーツを投げ、ダーツは風切り音を立てながら柱に刺さった。 麗晶「・・・・」 金田一「な?こいつは飛ぶ時に風切り音がするだろ?この音はビデオにも録音されている!」 「さらに「地獄の傀儡師」はいったん照明を消しておきながら、狩谷純の喉にダーツを刺した直後に照明をつけている・・!この2つの事実から推理できること――――それはヤツはダーツがどこから飛んできたか、隠すどころかむしろ教えたがってたってことだ」 小龍「!?、そ・・・そんなコトしたら誰がダーツを投げたか、わかってしまうんじゃ・・・?」 金田一「いや・・小龍!その逆だよ!ヤツはダーツがどこから飛んできたか確認されることでむしろ自分が絶対的に容疑者から外れると確信していたんだ!つまり逆説的に言えば犯人は――――狩谷ののど元にダーツを放つことがもっとも難しい位置にいた人物・・・「剣持警部」!!」 剣持「なっ・・」 金田一「たったひとり狩谷の背後に立っていたあんたが「地獄の傀儡師」―――ってことになるんだ!!」 李「狩谷の後ろにいた剣持警部が「地獄の傀儡師」ダト!?」 竜二「・・・・!!」 剣持「お・・・おいおい!そりゃないだろ!金田一!!狩谷の後ろにいたから俺が犯人だなんてムチャクチャな!」 「俺があの暗闇の中どうやって正反対に一瞬で移動してダーツを投げたりできるんだ!?」 金田一「移動する必要なんてない、あんたはそこでただ引き寄せればよかったんだから!」 小龍「引き寄せる・・・・?」 いつき「あ・・?」 剣持「・・・・・」 金田一「仕掛けは簡単!このダーツの針の根元に開いている小さな穴がポイントさ!誰か糸かなんか持ってない?」 麗晶「!・・コレでいいでしょうカ?」 金田一「サンキュ!実際はもっと見えにくいデスクとかを使ったんだろうけど、とりあえずこれをこうして穴に通して――――」 「大きな輪っかにして床に垂らしてダーツは台のところに固定しておく。そして狩谷の位置にさっきマジックで使った人形を置いて準備OKだ!」 「いいか・・・・よく見てくれよ!あの時狩谷があの位置に立ったタイミングを見計らい―――素早くターゲットの肩に糸をかけて――――思いっきり引っ張る!」 !? 金田一が糸を引っ張ると、ダーツは人形の首に刺さった。 李「!!」 金田一「後は糸を切るなり引き抜くなり素早く回収して丸めてポケットに入れちまえばいい!どうだい?これなら暗闇でも的を外すことはないだろ?」 剣持「ちょ・・・ちょっと待ってくれ!だからって俺が「地獄の傀儡師」だっていう理由びは————・・」 金田一「それにオッサン!あんたさっき、マスクマンが通訳を使ってたことをまるで見てきたみたいに言ってたけど、オッサンが香港に来たのはあのショーの次の日だったハズだ!たとえ李刑事がショーのことをオッサンに話したとしても、そんな事件とはあまり関係のない無意味なことまで克明に伝えるとは思えないしね!」 剣持「そ・・・それは俺も他の地元警察に聞いて・・・・・」 金田一「どうやって?本物のオッサンは中国語も英語もしゃべれないんだぜ?」 明智「———もうひとつ、あなたは決定的に警察官としてありえない行動を取ってますよ!」 剣持「な・・・何?」 明智「そこに放りっぱなしになっている警察手帳です!叩き上げの剣持君は警察手帳を警察官の魂だと考えている———昔、私と「賭け」をした時も彼は自分の首を賭けてこの手帳を差し出した・・それほど大事にしているものを、地面に放り投げるとは少なくとも「彼」らしくはないでしょう?」 剣持「・・・・・」 金田一「————そういうことさ!さあ潔く正体を見せたらどうだ!「地獄の傀儡師」!! —――いや!高遠遙一!!」 剣持?「・・・・やれやれ!つまらんミスだったな、私としたことが———」 剣持が変装を解き、高遠の顔を見せた。 高遠「———実は以前、「巌窟王」に君を陥れるプランをやめてほしいと頼まれましてね!それだけは断じて譲れないと彼に言ったんですが——^その時から正直嫌な予感はしてましたよ・・!」 金田一・明智「「・・・・」」 金田一「お前の悪巧みはこれですべて暴かれた!お前の負けだぜ、高遠!!」 高遠「フッ・・・・・・まったく君には参ったよ!私が半年間かけて練り上げた最高の「芸術犯罪」を———君はこの数日でことごとく看破してしまった・・・・・・!!もう私から何も言うことはない!素直にお縄につきましょう」 高遠が自分の手を前に出した。 李「・・・・高遠遙一!殺人幇助及び狩谷純殺害未遂で逮捕スル!!」 高遠「————なーんて・・」 「そう簡単に負けを認めると思いますか?この私があなたごときに!!」 高遠が手から小さな球を落とすと、煙幕が起こった。 李「くっ!」 金田一「うわっ!!」 高遠は煙幕に紛れて、部屋から出た。 金田一「!!、しまった!あっちだ!!追え!!」 金田一「高遠ッ!!」 金田一が高遠を追ったが、銃弾が飛んできて扉の後ろに下がった。 李「!!」 金田一「わっ・・」 高遠は銃を構えながら、窓の縁に立っていた。 金田一「高遠!逃げられると思ってるのか!?」 高遠「————私は逃げも隠れもしませんよ!ただ舞台に上がっただけです———・・最後のマジックの舞台にね・・・!」 李「最後のマジックだと!?」 高遠「そう・・・・私はこれから君たちの目の前から消えてごらんにいれる———」 「永久に・・・ね!」 金田一「!!なっ・・何だって!?」 高遠「ククククク・・・・さあ「地獄の傀儡師」の華麗なるラストマジックの始まりだ!心に刻みたまえ、私の血の叫びを!永遠に消えない後味の悪さとともに・・・・」 金田一「よせっ!!」 高遠「それが私の芸術を台無しにした君への————・・最後の報復だ!!」 高遠が窓から飛び降りていった——— 金田一「高遠!!た・・・高遠ッ」 高遠が地面に落ちた。 金田一「・・・・・」 李「————私ダ」 「・・・・・そうか・・今・・下の警官が確かめタ・・・・ぐしゃぐしゃに潰れて即死だそうダ・・・・!」 金田一「・・・・・くそっ!!何がラストマジックだ!!」 剣持は別の部屋で、椅子に縛られながら寝ていた。 明智「剣持警部!」 金田一「オッサン!」 剣持「ん・・・が・・・・んが?あ・・・・ああ!?なんだこりゃ?どーなってんだ?」 明智「よく寝られましたか?」 金田一「———ったく!」 剣持「そうだ!「地獄の傀儡師」のヤツはどうなったんだ?金田一!」 金田一「———ヤツなら帰っていったよ・・・・・」 剣持「あ・・?ど・・・どこへ?」 金田一「地獄へ―――ね・・・・・」 ———こうして香港を舞台にした「地獄の傀儡師」との対決は、最悪のかたちで決着がついた・・・・———しかし 美雪「忙しい剣持警部はともかく・・・・いつきさんまで事件が終わったその日にあわてて帰ることないんじゃないですか?」 いつき「いや~~~~俺だってもーちっといたいけどよ!編集長がさ~~~」 「ネットで原稿送るって言ったんだじぇどメールで送った写真じゃ雑誌に載っけらんねえんだと!頭かて~~~~んだよ!」 剣持「しかし金田一のヤツ、見送りはなしか?」 竜二「———それが・・センパイ・・・・・あれからどっかいなくなったきりで・・・」 いつき「高遠のヤローが目の前で死んじまって、妙にショック受けてたようだしな~~~・・・」 美雪「・・・・・・・・・」 いつき「まっ!くよくよ考えたってしゃーねーよ!勝手に死んだのはあいつなんだし!」 剣持「おっ!じゃそろそろだ!」 剣持「じゃあ見送りはここまででいいから!」 美雪「さよなら!剣持さん、いつきさん」 剣持が金属探知機の扉をくぐると、探知器が鳴った。 剣持「ん・・・?」 警備員「両手を後ろに回してください!」 剣持「ん・・・?こうか?」 剣持が後ろに回した両手に、手錠がかけられた。 美雪・竜二・いつき「「「えっ!?」」」 もう一人の警備員が剣持の手を抑えた。 剣持「おわっ!!なっ・・・・・何をする!?」 「おいおい!いったいこれは何のつもりだ!?」 警備員「————失礼!」 警備員が剣持の顔を掴んだ。 剣持「うっ・・」 そこから引っ張っていくと——— いつき「え?」 高遠「く・・」 剣持の変装が破け、高遠の顔が露わになった。 いつき「た・・高遠!!」 高遠「・・・・」 !? いつき「なっ・・・なんで?」 竜二「飛び降りて死んだハズじゃ・・!?」 警備員?「残念だったな!高遠!!」 警備員の振りをしていたのは、金田一だった。 金田一「うまいこと芝居うって高飛びするつもりだったんだろうが、そうは問屋がおろさねーぜ!」 高遠の手を抑えていた警備員は、本物の剣持だった。 剣持「とうとう捕まえたぞ!「地獄の傀儡師」!!よくも俺をコケにしてくれたな!」 明智もその場にいた。 明智「君がニセモノだとわかって、すぐに警官を大量動員して剣持警部を探し出しました。まさか、あのホテルで正体を暴かれることまですべて計算に入れて脱出計画を用意していたとはね!」 金田一「からっぽの帽子を観客に見せてからネタを仕込めば、一度確認した場所だからと油断した観客の目をくらますことができる———マジックの基本だよな」 「剣持警部の変装を見破られてあれだけ派手に窓から飛び降りた———その後で見つかったオッサンがニセモノだとは誰も思わない・・・最初からそれを見越して、あんたはあの窓の外の狭いスペースに別の死体を用意しておいたんだ!」 「そして飛び降りるフリをしてその別の死体を突き落とし、自分は素早く別の窓から中に飛び込み———もう一度変装用のマスクをつけて、ふたたび捕らわれのオッサンになりすましたってワケだ!」 「たしかになかなか手の込んだマジックショーだったぜ!高遠!」 高遠「・・・・」 明智「あの遺体はいったいどこで調達したんですか?検死では冷凍保存の形跡が見られたそうですが・・・・」 高遠「———あれは狩谷親子を地下に閉じ込めた4人のうちの1人です。半年前その件で懺悔しに私が潜んでいた教会にやって来ましてね。その時手始めに私が殺しました。それを冷凍食品に紛れ込ませて香港に運び込み保存しておいたんです。壮大なマジックの最後のタネとしてね・・・・!」 剣持「はっ!何がマジックだ!人殺しヤローが!!言っとくが、この手錠は特殊電子ロックだから絶対抜け出せんぞ!!」 高遠「ひとつだけ教えてくれませんか、金田一君」 金田一「何をだ?」 高遠「どうしてわかったんですか?このマジックの「タネ」が・・・」 金田一「・・・・・・・・・・・らしくないと思ってさ!」 高遠「!?「 金田一「あんたのシナリオじゃ、小さなミスで正体を見抜かれ追い詰められた「地獄の傀儡師」が死を選ぶ———みたいになってたんだろうけど」 「やっぱよくよく考えるとすっげー引っかかることだらけなんだよ!だってそうだろ?変装が見破られるミスにしたって、あんたにしちゃ迂闊すぎるミスの連発だった。それに———」 「あんたはそう簡単に死を選ぶなんてタマじゃない!むしろそれさえ利用しちまう筋金入りのマジシャンだからな・・・・!」 高遠「フッ————らしくない・・・か!」 「フフフ・・たしかに少々演出過剰だったかもしれませんね・・・認めましょう、敗北を」 「・・・・なるほど、これが敗北の味というものか!そう悪くはないな・・いずれ味わうメインディッシュの少々苦い前菜だと思えば・・・・クククク・・・」 「————いずれまたお会いしましょう、お2人さん」 金田一・明智「「・・・・・・」」 高遠「その時まで・・・・」 「GOODLUCK!」 高遠は剣持に連行されていった。 ———1か月後 教師「~~~~~~~」 教師が授業をしている中、金田一は弁当を食べながら、麗晶からの手紙を読んでいた。 金田一「・・・・・」 麗晶「お元気ですか?金田一さん。あの忌まわしい事件から1か月たちます。私、南麗晶があなたにこうしてお手紙を書くのは、あなたにお礼を申し上げておきたかったからです」 「事件の後、私は李刑事にお願いして、奇跡的に命を取りとめた純君のいる病院にお見舞いに行きました。何度足を運んでもなかなか会ってくれなかったのですが・・・つい先日、やっと面会に応じてくれたのです———」 病室の中の純は、背が大きく伸びていた。 麗晶「じゅ・・・純君・・!純君・・なの?」 純「!、麗晶・・・・」 麗晶「その声・・!!」 純「昨日から声変わりし始めたんだ・・・・背もこの1か月で10センチ近く伸びちゃって・・・「地獄の傀儡師」の毒で大量の輸血をして生死の境をさまよって・・・・ひょっとしたら俺は一度死んで生まれ変わったのかもしれないな・・・」 麗晶「純君・・!」 麗晶が持ってきた花を落とし、純を抱きしめた。 麗晶「・・・・・・よかった・・!」 純「・・・・」 麗晶「よかった・・純君・・・・!」 金田一「ふ————・・っ!食った食った!」 「今度会う時は俺よりでっかくなってんのかなあ~~~~、ん~~~俺もいっぺん死にかけてみっか?そしたらせめて170センチ以上には・・・・」 教師「今すぐ1センチぐらい伸ばしてやろうか?」 教師が金田一の頭を殴った。 教師「授業中に堂々と弁当食らいおって!!」 美雪「・・・・・もう!こりないんだから!」 金田一(・・・夏休みをひかえた、ある昼下がり————・・) 郵便屋が金田一家の郵便受けに大量の手紙を入れたが、 こぼれ落ちた手紙の中に、金田一宛のものがあった。 金田一「いって~~~~!」 金田一(俺の元に舞い込んだこの一通の手紙が、いつも通り退屈な毎日が続くはずの俺の夏休みを———まったく変えてしまうことになったのだ・・・・) グランドフィナーレに続く